県外調査

かとう裕太

総合企画企業常任委員会県外調査 福岡市水道局の水管理センターを視察いたしました

総合企画企業常任委員会県外調査で福岡市水道局の水管理センターを視察いたしました。福岡市では昭和53年(1978年)に福岡市が異常渇水に見舞われたことを受けて昭和56年(1981年)から市内配水管の流量や水圧を24時間体制で集中コントロールする配水調整システムを導入し、水管理センターにおいて運用しています。水管理センターでは、浄水場間の流量調整や、水圧調整による漏水量の抑制、渇水時における弁操作の省力化、配水管異常時の早期発見と遠隔操作による早期対応、情報収集・分析による効率的な水運用の5つの機能を担っています。市内の複数の浄水場の配水量を一括で管理しており、特定の浄水場からの配水量の不足が見込まれる際には、他の浄水場からの配水量を増やすなど、浄水場間の相互融通を円滑に行う体制ができています。また、市内の配水管の電動弁を水管理センターから遠隔操作で一括制御できるようにして効率的な水運用を可能にしており、平成6年(1994 年)に渇水が発生した際は、1日の平均給水制限時間を8時間に抑え、給水車出勤日数をゼロにし、昭和53年の渇水のときと比べると市民生活への影響を抑えることに成功しました。大都市で唯一、大きな水源が近くにない福岡市の節水と水資源の有効活用の取り組みは大変参考になりました。
かとう裕太

総合企画企業常任委員会の県外調査 下関市の高尾浄水場と福岡市の博多国際展示場&カンファレンスセンターを視察

2025年10月28日、千葉県議会総合企画企業常任委員会の県外調査で、山口県下関市の高尾浄水場と福岡市の博多国際展示場&カンファレンスセンターを視察させていただきました。下関市の高尾浄水場は、1906年、全国で9番目に給水を開始した市内で最も古い浄水場で、給水開始当時から現存する複数の建造物が1998年に国の登録有形文化財に指定されるなど、高い歴史的・文化的価値を有する施設でもあります。来年で120年を迎える高尾浄水場を実際に視察させていただき、歴史的な建造物をしっかりと残しながら、安心安全な水を安定的に供給している現場を学ばせていただきました。かとう裕太も質問をし、国の登録有形文化財でもある高尾浄水場の維持のコストや補助について伺いました。午後は福岡市の博多国際展示場&カンファレンスセンターを視察させていただきました。博多国際展示場&カンファレンスセンターは、2021年に開業した西日本最大の民設コンベンション施設で、自由にレイアウト可能な3,000㎡のホール2室と16の大小会議室を有しています。イベントや使い方によってフレキシブルに会場を設営できるのは使いやすいなと感じました。また、国際空港でもある福岡空港や博多駅と近接した福岡の中心エリアに位置しており、周辺には大学病院や宿泊施設、商業施設もあるので、立地の面でも競争力があります。実際にイベントが終わってすぐに空港へ、といったケースもあるようですし、空港からは渋滞が多いエリアを通らずに到着できるということもあり、空港から近いというのは大きなメリットだと思います。成田空港第2の開港プロジェクトの推進に伴い、成田空港の近くにもこういったMICEを誘致できる施設が必要になってくることも考えられますので、そういった際に活かせるところが多いなと感じました。
かとう裕太

総合企画企業常任委員会の県外調査 山口県の移住定住施策を視察

2025年10月27日、千葉県議会総合企画企業常任委員会の県外調査として、山口県の移住定住施策を視察させていただきました。山口県においては、若い世代の移住定住施策に力を入れており、令和6年度の移住者が就学や転勤者を除いて4,578人となっています。移住定住施策の効果が出てきた要因としては、デジタルマーケティングを活用したデータ分析に基づくSNSやweb広告に力を入れてきたことがあるということです。かとう裕太も質問をさせていただき、デジタルマーケティングの活用や効果的な情報発信について詳しく伺い、専門家も活用して若い世代に訴求する動画・SNSでの発信や、web広告の活用方法などの事例を学ぶことができました。地元の香取地域にも活かせることが多くありましたので、今後の移住定住施策に活かせるように活動して参りたいと思います。