【10月2日夜更新】台風25号の被害・復旧状況

千葉県

千葉県が10月2日16時に発表した台風25号の被害情報「第24報」と、10月1日開催の第7回災害対策本部会議資料をもとに、状況をまとめました。各市町の支援情報、JR東日本の運行情報、気象庁の予報も確認しています。

今回の更新では、人的・住家被害とライフラインの最新集計、鉄道の運行状況を反映しました。農業・漁業の復旧資金や住宅修理の相談先も紹介します。

※2026年10月3日未明に確認した情報です。

県全体の被害とライフラインの状況

第24報で公表された主な被害は、次のとおりです。

項目県の発表内容
死者9人
行方不明者1人
重傷者2人
軽傷者29人
住家の全壊59棟
住家の半壊414棟
住家の一部破損189棟
床上浸水419棟
床下浸水1,216棟(床上・床下の区分を調査中の数を含む)
停電約1,190軒(10月2日16時発表・第24報)
断水100戸(10月2日15時時点。鴨川市80戸、市原市20戸)
孤立集落4市1町の9地区(第24報)

人的・住家被害は暫定値です。

床下浸水1,216棟には、浸水想定区域から推計した成田市の300棟と、酒々井町の30棟が含まれ、いずれも床上・床下の区分は調査中です。

 

農林水産業の被害は46市町村、約26億円

第7回災害対策本部会議資料では、台風25号による農林水産業の被害は、9月30日正午時点で46市町村、約26億円とされています。主な内訳は次のとおりです。

区分県内の被害額・復旧額概算
農作物等約11億2,000万円
農地・農業用施設約8億9,200万円
水産施設等約2億8,200万円
農業生産・流通施設等約2億3,800万円
林地・林業用施設等約2,800万円

このほか、家畜・畜産物や共同利用施設などの被害も報告されています。金額は県の公表に合わせた概数で、調査中の被害もあり、今後変わる可能性があります。

千葉県:農林水産業の被害資料(9月30日正午時点・PDF)

農業・漁業向け災害対策資金が拡充されました

県は9月29日、これまで8月の千葉豪雨を対象としていた災害対策資金に、9月6~7日の大雨と台風25号の被害を追加し、貸付限度額と償還期間を拡充したと発表しました。

資金区分貸付限度額償還期間
経営安定資金被害額の80%以内で600万円以下7年以内
施設復旧資金被害額の80%以内で1,000万円以下7年以内(うち据置2年以内)

県が公表した借り手の金利は0.55%です。経営安定資金は事業の再生産に必要な資金、施設復旧資金は農業・漁業用施設等を原状に戻すための資金で、施設復旧資金では簡易な施設は除かれます。

借り入れには、災害による被害を証明する罹災証明書が必要とされています。対象となる被害や申請手続きは、各市町の農業・漁業融資担当窓口へご相談ください。

千葉県:災害対策資金の拡充について

県の農業事務所では、農作物の回復に向けた技術や経営の相談にも対応しています。県は農作物被害への事後対策や、農地・農道に堆積した稲わらへの対策資料も公開しています。被害を受けた農作物や施設についても、安全な範囲で写真などの記録を残してください。

千葉県:農林水産業者向け相談窓口
千葉県:農林水産業者への支援・技術対策

成田線・鹿島線の運行状況と県内鉄道の復旧見通し

JR東日本の10月3日0時17分現在の運行情報と、10月1日16時40分発表の運行計画によると、地元の主な路線は次の状況です。

路線・区間JR東日本の案内
成田線・佐原~銚子運転見合わせ。代行バスを運行。10月4日始発から再開予定
成田線・成田~佐原通常の8割程度で運転
成田線・佐倉~成田1日8本が運休(10月1日16時40分発表の運行計画)
鹿島線10月3日0時17分の案内では平常運転

JR東日本は、久留里線の木更津~久留里について10月2日始発から運転を再開すると発表しています。10月3日0時17分現在の運行情報で見合わせが続いているのは久留里~上総亀山で、再開見込みは立っていません。

総武本線の八街~成東は復旧まで1か月程度、内房線の姉ケ崎~木更津は少なくとも3か月程度の見込みです。この期間は、JRの発表では9月23日を基準としています。

再開予定は状況により変わる可能性があります。佐原~銚子の代行バスは列車より時間がかかり、台数・定員にも限りがあります。出発前に最新の運行情報と、代行バスの時刻・乗り場・利用方法をご確認ください。

JR東日本:関東エリアの運行情報
JR東日本:千葉県内各線区の運行計画等(10月1日16時40分発表・PDF)

10月3日は晴れ、明け方まで曇りの見込み

気象庁の10月2日17時の資料では、10月3日の千葉県は晴れで、明け方まで曇りとなる見込みです。香取市付近の予想気温は、最高23度、最低18度です。

10月2日18時から3日18時までの予想降水量は、県内の多い所で1時間5ミリ、24時間10ミリとされています。県内の予想であり、3市町それぞれに同じ量の雨が降ると予測したものではありません。

晴れていても、崩れた斜面や損傷した道路では危険が残ります。規制区間や崩れた斜面には近づかず、復旧作業中も安全確保を最優先にしてください。

気象庁:香取市の気象支援資料(県内の天気解説)
銚子地方気象台:防災気象情報

被害の写真と、罹災証明書の申請について

申請に備え、安全を確保できる範囲で、修理や片付けの前に住宅の全景と被害箇所を撮影してください。浸水した場合は、水の高さが分かる写真も残してください。

市町主な相談先電話番号
香取市総務課(小見川・山田・栗源の各支所でも受付)0478-50-1201
神崎町町民課 税務係0478-72-2112
多古町税務課 資産税係0479-76-5402

香取市:り災証明書
神崎町:罹災証明書・被災証明書
多古町:罹災証明書等の申請(9月30日更新)

住宅の応急修理に対応する工務店の紹介窓口が開設

9月29日から、被災した住宅の応急修理に対応できる工務店を紹介する相談専用ダイヤルが開設されています。全国木造建設事業協会千葉県協会が対応します。

電話:0120-017-521
受付:平日午前9時~午後4時(土日・祝日を除く)

対象は、8月の千葉豪雨または台風25号による罹災証明書を取得し、応急修理を検討しているものの、対応する工務店が見つからない方です。紹介された業者による見積書の作成までは無料です。

千葉県:応急修理を請け負う工務店の紹介

災害救助法に基づく住宅の応急修理制度は、市町村が業者に費用を支払う仕組みで、既に工事代金の支払いが完了している場合は対象外とされています。県が民間賃貸住宅を借り上げる賃貸型応急住宅にも、被害の程度や資力などの条件があります。利用を検討する場合は、修理・支払い・契約の前に市町へご相談ください。

住宅の応急修理制度と賃貸型応急住宅について、県の対象市町村一覧には香取市・神崎町が含まれています。各世帯で利用できる支援については、お住まいの市町の窓口にご確認ください。

千葉県:被災住宅の応急修理
千葉県:賃貸型応急住宅の供与

中小企業向けの資金繰り支援

台風25号で被害を受けた中小企業向けに、9月29日から県制度融資「セーフティネット資金(一般枠)」の取り扱いが始まっています。被災証明書等が必要で、運転資金・設備資金が対象、融資限度額は8,000万円以内です。取扱期間は2027年3月31日までとされています。

相談・申し込みは取扱金融機関へ、制度に関する問い合わせは県経営支援課(043-223-2707)へお願いします。「市町村認定枠」は県の9月28日の発表では今後の指定・利用開始を予定する段階で、一般枠とは開始時期や条件が異なります。

千葉県:台風25号に伴う中小企業者への資金繰り支援

県内の道路・印旛沼の復旧状況

県管理道路では、10月2日14時時点で54区間が全面通行止めとなっています。第7回災害対策本部会議資料では、土砂災害警戒区域内のがけ崩れ199か所と、区域外で人的・物的被害があった5か所の計204か所が報告されています(10月1日14時時点)。移動の際は道路規制情報を確認し、規制区間や崩れた斜面に近づかないようお願いします。

第24報では、自衛隊による倒木処理などの道路啓開活動は9月30日に終了したとされています。県職員による住家被害認定調査や罹災証明書発行等の支援、長柄町・栄町へのトイレカー派遣も記載されています。

千葉県:県管理道路の通行規制情報

県は10月1日、角川集水路と長門川の荒締切が完了したと発表しました。角川集水路は9月29日、長門川は9月30日の完了です。荒締切は、大型土のうや遮水シートなどで決壊した開口部を仮にふさぐ工事です。

船形干拓では、県の10月1日更新ページに荒締切の施工状況が掲載されています。国・県・水資源機構が連携し、堤防の応急復旧と緊急排水を進めています。

千葉県:角川集水路・長門川の荒締切完了(10月1日発表)
千葉県:印旛沼の被災箇所の対応状況(10月1日更新)

北印旛沼の水位情報の通知基準

県は9月29日、北印旛沼の堤防決壊を受けた水位情報の運用変更を公表しました。9月28日から応急復旧完了まで、関係する成田市・印西市・栄町への通知基準を変更し、レベル4氾濫危険情報は北印旛沼水位観測所で2.65メートル、レベル5氾濫発生情報は2.80メートルに達した際に通知する運用です。

これは北印旛沼の通知基準に関する情報です。実際に発表されている情報や避難の案内は、県と関係市町の最新発表をご確認ください。

千葉県:北印旛沼の決壊に伴う水位情報の運用

県の災害情報に関する電話相談

避難、ライフライン、交通、被害概要、気象情報については、県の災害時電話相談窓口でも案内しています。

電話:043-223-2249 または 043-223-2250
受付:午前9時~午後8時

千葉県:災害時電話相談窓口

引き続き、地域の被害や困りごとの把握に努め、生活と生業の復旧に必要な情報をお伝えしてまいります。

 

千葉県議会議員(香取市・神崎町・多古町選出) かとう裕太

1987年香取市佐原生まれ。

水郷保育所、佐原小、佐原中、八千代松陰高校(野球部)、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、石油元売会社入社。
退社後、佐原駅前の加藤瓦店。

京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻修了。
加藤裕太行政書士事務所代表。
宅地建物取引士・基本情報技術者・国内旅行業務取扱管理者。

2012年、香取市総合計画(後期基本計画)審議会委員として香取市のグランドデザインづくりにかかわる。

佐原青年会議所での活動や行政書士の仕事を通じて、行政に若い世代の声を届ける必要性を痛感。

2018年12月の香取市議会議員選挙に立候補。
1930票をいただき、初当選。
2022年12月の香取市議会議員選挙では歴代最多の2411票で当選。
香取市議会議員(2期)。

2025年3月の千葉県議会議員補欠選挙(香取市・香取郡神崎町・香取郡多古町選挙区)に立候補し、初当選。

若い世代の意見を反映できるまちづくりを目指し活動中。

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