10月6日から3日間、千葉県を自転車が駆け抜けるツール・ド・ちばが開催されます。
今回は「北総の魅力を味わい尽くすロングライド」がテーマで、香取市もコースの一部になっており、3日目の10月8日には水郷佐原あやめパークが昼食会場として使用されます。
ツール・ド・ちばは、3日間のステージレースで、68.2km、80.1km、105.9kmの合計254.2kmを自転車で走ります。
途中のエイドステーションと呼ばれる休憩所や昼食会場ではきっと各地の名物が提供されることと思います。
私も自転車が趣味なのでとても走りたかったのですが、残念ながら気づいたときにはすでにエントリー期間が修了していました。
私も参加したことがあるので実感しているのですが、こういった自転車イベントは、その地域の魅力をお伝えするのにとてもいいイベントだと思います。
自転車で走りながら普段とは違う美しい景色を楽しんでもらうのもそうですし、自転車で長い距離を走ると、途中でエネルギー補給をする必要があります。
自転車イベントではそのエネルギー補給として各地のおいしい名物がたくさん提供されますので、その地域のおいしいものが一度にたくさん味わえます。
また、長距離を走っている途中に休憩しながら食べるものは、いつもよりおいしく感じますので、地域のおいしい名物をさらにおいしく味わってもらえて、その地域のファンになってもらえます。
私も広島県の尾道市から愛媛県の今治市を結ぶしまなみ海道という海の上を走ることができる自転車のとっても走りやすいところの自転車イベントに参加したことがあるのですが、やっぱりおいしいものや美しい景色を体験してすっかりしまなみ海道のファンになってしまいました。
従来の観光政策でも、自転車がきっかけの観光でも、アニメの聖地巡礼のようなコンテンツツーリズムでも、最終的な目標とするところは、その地域のファンを増やして、何度も来ていただいて、固定ファンになってもらうことだと思います。
先日たまたましまなみ海道の自転車観光の火付け役の方とお話する機会がありました。
その方がおっしゃるには、近年は、行政などが施設や名物などを作って観光してもらう時代ではなく、観光客は自分で勝手に観光する時代になっており、自分たちでそれぞれ地域のいいところを見つけてくれて、ファンになってくれる、という観光に変わってきているそうです。
そういった状況の下で、観光客を受け入れる側としては、受け入れられる準備をしっかりして、その上で積極的に広報をしていって、まずはその地域に来てもらう、ということが重要になっていくのではないかと感じます。
香取市にも魅力的なところがいっぱいあります。
おいしいものがたくさんあります。
美しい景色もいっぱいあります。
でも、香取市のことはまだまだ知られていません。
伸びしろがいっぱいある香取市をなんとかしたいと思います。