【9月29日未明更新】農林水産業への被害は17億円に台風25号の被害・復旧状況|香取市・神崎町・多古町の農業被害と支援情報

千葉県

9月28日18時30分の第6回千葉県災害対策本部会議資料と、その後に確認した県・自治体・気象庁・JR東日本の公式情報をもとに、県全体と香取市・神崎町・多古町の状況を更新しました。

県内44市町村で農林水産業の被害が確認され、被害額は約17億円と報告されています。地元でも農作物に加え、農道や農業施設、集落排水施設などへの被害が明らかになっています。復旧を進める一方、今後の雨と台風26号の動向にも注意が必要です。

※2026年9月29日未明に確認した情報です。人的被害は9月28日17時30分発表の第20報、住家被害・停電は同日16時発表の第19報、断水は同日10時、避難所は同日13時、農林水産業の被害は同日正午の集計です。鉄道はJR東日本の9月29日0時43分現在の案内に基づきます。集計・発表時点は項目ごとに異なります。

県全体の被害とライフラインの状況

 

項目県の発表内容
死者9人
行方不明者2人
重傷者2人
軽傷者29人
住家の全壊44棟
住家の半壊86棟
住家の一部破損86棟
床上浸水683棟
床下浸水910棟(床上・床下の区分を調査中の数を含む)
停電約4,360軒(9月28日16時発表・第19報)
断水449戸(9月28日10時時点)

人的・住家被害は暫定値です。

床下浸水910棟には、浸水想定区域から推計した成田市の300棟と、酒々井町の30棟が含まれ、いずれも床上・床下の区分は調査中です。今後の調査で数値が変わる可能性があります。

 

成田線「佐原~銚子」は代行バスが開始。鉄道は10月4日再開予定

成田線「佐原~銚子」では、9月28日からバスによる代行輸送が始まりました。鉄道の運転再開は、JR東日本の案内では引き続き10月4日からの予定です。

路線・区間運行状況・予定
成田線・佐原~銚子終日運転見合わせ。9月28日から代行バスを運行。鉄道は10月4日から運転再開予定
成田線・成田~佐原通常の8割程度で運転
鹿島線確認時点で平常運転

鉄道の再開予定は、今後の状況により変わる可能性があります。代行バスの時刻や乗り場、利用方法はJRの案内をご確認ください。通勤・通学やお出かけの前に、利用する区間の最新情報を確認していただくようお願いします。

JR東日本:関東エリアの運行情報

農林水産業の被害は44市町村、約17億円

第6回災害対策本部会議資料では、9月28日正午時点の農林水産業の被害額が約17億円と報告されています。主な内訳は次のとおりです。金額は県の公表に合わせた概数です。

区分県内の被害額・復旧額概算
農地・農業用施設約8億3,400万円
農作物等約5億3,400万円
水産施設等約2億7,300万円
林地・林業用施設等約2,800万円
農業生産・流通施設等約1,700万円

調査は継続しており、被害額が調査中の施設等もあります。約17億円は現時点で把握された県全体の集計であり、最終的な被害額ではありません。

香取市:住家被害に加え、農作物・畜舎・共同利用施設にも被害

第19報では、香取市の住家被害として、一部破損15棟、床下浸水3棟が報告されています。

農業関係では、水稲、サツマイモ、やまといも、ニンジン、ダイコンの被害がありました。水稲は冠水・土砂流入、ほかの各作物は冠水被害がありました。

さらに、畜舎と、共同利用施設のライスセンター(カントリーエレベーター)や倉庫の被害も報告されています。農作物だけでなく、生産や保管を支える施設の復旧も課題となっています。

神崎町:水稲・大豆、ハウス付帯設備、農道に被害

農業資料では、水稲の冠水・土砂流入、大豆の冠水、ハウス付帯設備の被害に加え、路肩崩落等の農道被害がありました。

 

多古町:住家被害の集計が更新。農業や道路にも被害

第19報では、多古町の住家被害として、一部破損7棟、床上浸水1棟、床下浸水2棟が報告されています。

農業資料には、水稲、サツマイモ、やまといも、ニンジン、ダイコンの被害が報告されています。また、農業用機械、ビニールハウス、集落排水施設の管路破損の被害がありました。

 

多古町は9月28日、ふるさと納税を通じた災害支援寄附金の受付開始を公表しました。寄附金は被災箇所の復旧事業等に活用され、返礼品はありません。

また、10月4日に予定されていた「圏央道大栄・多古間開通記念プレイベント」は、台風25号からの復旧と台風26号への対応、安全確保を優先するため中止と発表されています。

多古町:災害支援寄附金の受付
多古町:開通記念プレイベントの開催中止

 

9月29日の雨と、台風26号・前線の動向に注意

気象庁の9月28日17時の気象支援資料では、29日は千葉県で雨となる見込みです。29日0時から24時までの県内の予想降水量は、多い所で1時間20ミリ、24時間60ミリとされています。

また、銚子地方気象台の28日18時30分の会議資料では、10月1日頃に台風26号が関東の南海上を進む見通しが示されています。前線の活動が活発となり、沿岸部を中心に雨量が増え、台風の進路等によっては警報級の大雨となるおそれがあるとしています。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる場所があります。復旧作業中も天候の変化に注意し、崩れた斜面や通行止め区間には近づかないでください。予報は変わるため、最新の警報・注意報や自治体の案内をご確認ください。

銚子地方気象台:最新の防災気象情報
気象庁:香取市の気象支援資料

片付け・修理の前に被害の写真を。罹災証明書の相談先

罹災証明書などの申請に備え、安全を確保できる範囲で、修理や片付けの前に住宅の全景と被害箇所を撮影し、浸水した場合は水の高さが分かる写真も残してください。危険な場所に入って撮影することは避けてください。

市町主な相談先電話番号
香取市総務課(小見川・山田・栗源の各支所でも受付)0478-50-1201
神崎町町民課 税務係0478-72-2112
多古町税務課 資産税係0479-76-5402

必要書類や受付時間は、各市町の公式案内をご確認ください。

香取市:り災証明書
神崎町:罹災証明書・被災証明書
多古町:罹災証明書・被災証明書について

住宅の応急修理・仮住まいの支援案内が更新されました

県は9月28日、台風第25号による被災住宅の応急修理と、賃貸型応急住宅の制度案内を更新しています。いずれも対象地域や被害の程度などに条件があります。

応急修理は、生活に欠かせない住宅の部分を修理する制度です。市町村が修理業者に費用を支払う仕組みで、既に工事代金の支払いが完了している場合は対象外とされています。利用を検討される方は、修理や支払いの前に市町村へご相談ください。

賃貸型応急住宅は、災害で自宅に住めなくなった方などを対象に、県が民間賃貸住宅を借り上げて提供する制度です。今回新たに災害救助法が適用された市町村では、窓口の開設後に受付が始まり、開始日は自治体によって異なります。

9月28日更新の県の対象市町村一覧には、香取市・神崎町が含まれています。多古町は掲載されていません。お住まいの市町で利用できる支援や、ご自身の被害が要件に当てはまるかについて、各市町の窓口にご確認ください。

千葉県:被災住宅の応急修理
千葉県:賃貸型応急住宅の供与

9月29日から、被災した中小企業向けの融資を取り扱い

県は、台風25号で被害を受けた中小企業の資金繰りを支えるため、9月29日から県制度融資「セーフティネット資金(一般枠)」の取り扱いを開始すると発表しました。会議資料では、売上減少条件を除外して支援すると説明しています。

被災証明書等、被災の事実を証明する書類が必要です。運転資金・設備資金が対象で、融資限度額は8,000万円以内、取扱期間は2027年3月31日までです。ご相談・お申し込みは取扱金融機関へ、制度に関するお問い合わせは県経営支援課(043-223-2707)へお願いします。

なお、台風25号の被害に対する「市町村認定枠」は、県の28日の発表では今後の指定・利用開始を予定している段階です。一般枠とは開始時期や条件が異なります。

千葉県:台風第25号に伴う中小企業者への資金繰り支援

農林漁業者向けには、県の各農業事務所・林業事務所・水産関係機関で相談窓口が設けられ、被害状況の調査や技術指導が行われています。農地や施設、機械などの被害についても、お住まいの市町や関係機関にご相談ください。

道路・河川・ライフラインの復旧と生活再建への支援

会議資料では、9月28日14時時点で、土砂災害警戒区域内のがけ崩れが183か所と報告されています。県管理道路では、法面崩落による全面通行止めが39区間あるなど、各地で道路の復旧が課題となっています。

28日午前9時からは、自衛隊が茂原市、佐倉市、東金市、市原市、鴨川市、君津市、袖ケ浦市、長南町の8市町で、倒木処理など道路の通行を確保する作業を開始しています。

県・国・水資源機構が連携する「チーム印旛沼」では、排水と堤防の応急復旧が進められています。また、停電復旧に向けた関係機関の連携に水道・通信も加え、道路の通行確保とあわせたライフラインの復旧を進めています。

長柄町では28日から、災害対策本部の運営を支える県職員6人と、トイレカー2台の派遣が行われています。茂原市への住家被害認定調査を支える県職員6人の派遣は、29日から予定されています。

引き続き、地域の被害や困りごとの把握に努め、県や各市町の発表を確認しながら、復旧に必要な情報をお伝えしてまいります。

千葉県議会議員(香取市・神崎町・多古町選出) かとう裕太

1987年香取市佐原生まれ。

水郷保育所、佐原小、佐原中、八千代松陰高校(野球部)、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、石油元売会社入社。
退社後、佐原駅前の加藤瓦店。

京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻修了。
加藤裕太行政書士事務所代表。
宅地建物取引士・基本情報技術者・国内旅行業務取扱管理者。

2012年、香取市総合計画(後期基本計画)審議会委員として香取市のグランドデザインづくりにかかわる。

佐原青年会議所での活動や行政書士の仕事を通じて、行政に若い世代の声を届ける必要性を痛感。

2018年12月の香取市議会議員選挙に立候補。
1930票をいただき、初当選。
2022年12月の香取市議会議員選挙では歴代最多の2411票で当選。
香取市議会議員(2期)。

2025年3月の千葉県議会議員補欠選挙(香取市・香取郡神崎町・香取郡多古町選挙区)に立候補し、初当選。

若い世代の意見を反映できるまちづくりを目指し活動中。

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