香取市の観光政策を中心に一般質問を行いました-令和元年6月香取市議会定例会

香取市議会開会中

みなさんこんにちは。香取市議会議員のかとう裕太です。

 

令和元年6月香取市議会定例会において、かとう裕太は6月12日に一般質問を行いました。

今回は香取市の観光政策を中心に質問項目が多めでしたので、時間内に終わるか心配だったのですが、なんとか時間内に終えることができました。

傍聴にお越しいただいたみなさん、ありがとうございました!

また、インターネット中継でご覧いただいたみなさん、応援してくださったみなさん、ありがとうございました!

まだご覧いただいていない方は、会議の録画映像をご覧いただけましたら幸いです。

 

一般質問は終わりましたが、令和元年6月香取市議会定例会はまだ続きますので、最後までしっかりと審議をして参ります。

 

本日の一般質問の内容を添付しておきます。

正確なものは香取市議会会議録でご確認ください。

 

かとう裕太の令和元年6月香取市議会定例会一般質問

加藤裕太

こんにちは。1番議員是々非々の加藤裕太です。香取市議会会議規則第62条1項、2項にもとづき、通告に従って一般質問をいたします。

今回は大きく分けて5つの項目について、質問をいたします。

1点目は交通安全の確保と安心安全な道路の整備について、2点目は元号令和への対応について、3点目は佐原駅周辺地区複合公共施設について、4点目は、地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税について、5点目は、観光政策についてです。

 

まず1項目目の交通安全の確保と安心安全な道路の整備について、ですが、ここ数ヶ月、池袋や神戸、滋賀の大津、市原や福岡などで死傷者が出る交通事故が発生し、連日報道されています。事故の原因は様々ですし、すべての交通事故を防ぐことは、現在の技術では困難だと考えますが、市民みなさんの安心安全を守る行政としては現状を把握し、できる限りの対策を行う必要があると考えます。

そこで、2点伺います。この3年間に香取市内で発生した交通事故の件数と、事故原因の分類、死傷者数はどのようになっているでしょうか。

また、香取市が行っている交通安全への取り組みについて、ハード面、ソフト面でそれぞれどういった対策をしているのでしょうか。

 

次に2項目目の元号令和への対応についてですが、平成31年3月定例会での一般質問でも伺いましたが、改元に合わせてシステムや文書なども更新されたと思います。

そこで、伺います。改元後のシステムや文書などの更新・変更作業はトラブルなく、予算内で完了したのでしょうか。

 

3項目目、佐原駅周辺地区複合公共施設についてですが、前定例会での一般質問に対する答弁の中で、整備費や維持管理費の大幅な見直し作業を行う、といったお話がありました。先ほどの質問でもあったと思います。

そこで、伺います。大幅な見直し作業により、完成予定時期や補助金等の交付に影響は出ないのでしょうか。

 

次に、4項目目、地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税について伺います。平成28年度に創設された企業版ふるさと納税は、農林水産振興や観光振興、地域産業振興やまちづくりなどのプロジェクトを自治体が計画し、それに対して本社をその自治体の外に持つ企業が寄付をすることができる制度です。自治体としては財政負担を抑えながら地方創生事業を行うことができ、企業としては例えばCSRやSDGs達成などの社会貢献によるPR効果や、自治体とのパートナーシップ構築、地域資源などを活かした新事業展開ができるなどといったメリットに加え、損金算入や税額控除で寄付額の実質約4割の負担でプロジェクトに寄付できるという税制上のメリットもあるという、自治体にとっても、企業にとってもメリットがある制度になっています。平成31年度末までの期限つきの特例ですが、平成31年度から利用しやすく制度変更されたり、期限の延長が検討されたりしているようです。

そこで、伺います。企業版ふるさと納税を利用する予定はないのでしょうか、ないとすればなぜなのでしょうか。

 

最後に、5点目、香取市の観光政策について伺います。みなさんは、現在年間にどれくらいの外国人観光客が日本を訪れているか、ご存知ですか?

10年前の2009年には700万人に満たなかった訪日外国人数が、2018年には3,119万人を超えて、過去最高を更新しています。LCCの普及やビザの要件の緩和などにより、地球上の人の移動がどんどん安価で便利になり、日本の魅力を知ってもらう機会が増えていっているのだと感じます。こういった傾向は今後も続くと考えられ、観光地は日本国内の自治体間だけでなく、海外の都市との間で観光地としての魅力を比較される時代になり始めています。

そういった状況の中で、これからの日本は2019年のラグビーW杯、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪・関西万博など、世界中から注目されるイベントを控えており、政府は2020年に4,000万人、2030年に6,000万人の訪日外国人を迎えようという目標を立てています。また、その目標の達成のために、地方への誘客や消費拡大などを推進し、地方の観光にスポットライトを当てようとしています。そういった状況をかんがみると、現在、日本の良さ、そして地方の良さを世界中にアピールできる大きなチャンスが目の前にあるといえます。

香取市も市内に観光資源を有し、イベントやお祭りにはたくさんの方が訪れます。また、年間の国際線発着回数約20万回の成田国際空港に近い立地条件も持ち、インバウンド効果の見込める条件はそろっているのではないかと考えます。近年ではタイ王国の映画『ファットチャント』やドラマ『ライジング・サン』のロケ地になったことで、タイ王国からの観光客数が増え、現在ではタイ王国出身の国際交流員の方を任用するなど、香取市の魅力を世界中の方に知ってもらう機会がどんどん増えているところだと思います。こういった現状をしっかりと把握し、今後の観光政策に活かしていくことが肝要だと考えます。

そこで、伺います。ここ5年間に香取市を訪れた観光客数の推移と、その内の外国人観光客数はどうなっているでしょうか。また、観光地としての香取市の現状と、今後香取市はどういったところに重点を置いて観光政策を進めていくのかという展望、ビジョンを伺います。以上で壇上での質問を終わります。よろしくお願いいたします。

 

宇井市長

企業版ふるさと納税と観光に関しお答えいたします。

企業版ふるさと納税は、志のある企業が地方創生を応援するための制度で、地方公共団体が行う地方創生の取組に対する企業の寄附について、通常の損金算入による寄附額の約3割分の軽減効果に加え、3割の税額控除が受けられる制度となっています。

地方創生の推進にあたっては、有効な手段の一つと考えており、活用を検討しております。

しかしながら、制度の活用には、本社が所在する地方公共団体への寄附が対象外であることや寄附企業への経済的な見返りが禁止であること、通常の寄附金より企業にとって有利ではあるものの、4割分は企業負担となることなどから、寄附をいただける企業の発掘が課題となっております。

また、制度の活用は、まち・ひと・しごと創生総合戦略に記載された事業を対象として、地域再生計画を策定し、国の認定を受ける必要があります。この地域再生計画には、策定時点で、企業側の寄附の意向を確認のうえ、寄附予定企業や寄附予定額を記載する必要であるため、極めて煩雑でもあり、活用には至っておりません。

今後につきましても、制度の活用ができますよう、企業に依頼等を行って参りたいと考えています。

 

次に、観光について、まず、最近5年間の観光入込客数の推移及び、外国人観光客の状況についてお答えします。

香取市の入込客数は、東日本大震災時に、約636万人まで落ち込みましたが、近年では、700万人程度まで回復しております。そのうち、外国人観光客数については、統計値のある佐原町並み交流館を訪れた人数で申し上げますと、平成26年が907人であったのに対し、平成30年では、8,332人と大幅に増加しております。国別の内訳は、タイ王国からの観光客が4,567人と一番多く、全体の約55%を占めております。

 

続いて、観光に係る香取市の現状と、今後の観光政策の方向についてお答えします。

香取市は、今ほど申し上げたように、多くの観光客の皆さんにお越しいただけるようになりました。しかしながら、訪れる多くの方々が、滞在時間の短い通過型観光となっています。

したがいまして、宿泊施設の設置促進をはじめ、自然・農業体験等を含む多彩な事業メニューの創設や提供など、経済効果の大きい滞在型観光への転換を促進・支援して参りたいと存じます。

また、訪日外国人が増加する中、任用した国際交流員を活用しつつ、外国人の誘客施策について、段階的かつ積極的な支援措置を講じて参りたいと考えております。

 

浅野総務企画部長

私の方からは、新元号への対応と佐原駅周辺地区複合公共施設についてお答えいたします。

新元号への切替えに関しては、4月1日の新元号発表後に市民サービスに大きな影響のある住民記録、税、福祉など窓口業務で運用している住民情報系システム及び職員情報システムについて元号の適用作業を行い、再度、テストを行った上で改元を迎えました。

5月1日の改元当日には、住民記録・税・福祉など各種窓口のシステムについて業務単位でのシステム稼働確認を行っております。具体的には、システム上での元号表記及びシステムから打ち出す帳票等の元号表記が正しく印字されるかなどをチェックし、適切に稼働していることを確認しました。これまでに元号に関するシステム障害等は発生しておりません。

また、各所属で独自で運用している各種システムにつきましては、計画どおり改元対応を進め、そのほとんどが完了しております。

なお、改元対応に伴うシステム改修費につきましては、追加費用などの発生もなく予算内で完了する見込みです。

 

佐原駅周辺地区複合公共施設整備事業の見直し作業の進捗状況についてお答えいたします。

現在、まさに見直し作業を行っております。

具体といたしまして、整備費及び維持管理費の縮減にあたっては、整備規模や仕様などが大きく影響することから、基本設計の内容をあらためて精査し、市役所内各課や関係機関と協議により必要な機能等を確保しつつ、施設面積の削減、仕様の変更、設備の見直しを実施しているところです。

その際、特に施設面積の削減にあたりましては、機能や使い勝手を損ねないよう配慮しながら進めております。

また、テナントの導入につきましても引き続き、検討、働きかけ等を行っております。

次に、施設の完成予定時期についてお答えいたします。

施設の完成予定時期といたしましては、これまでどおり、令和3年度から4年度の完成を目指し進めております。

施設整備の財源の1つでもある国庫補助金については、活用できる期限があることから、現状としては、整備スケジュールの変更を行わないものとして進めております。

 

髙木生活経済部参事

香取市内での交通事故発生状況について、お答えいたします。

この3年間の市内で発生した交通事故件数は、

平成28年が1,305件、そのうち人身事故が256件、

平成29年が1,968件、そのうち人身事故が224件、

平成30年が1,361件、そのうち人身事故が194件、

となっております。

死傷者数につきましては、

死者数

平成28年5人、平成29年2人、平成30年2人

負傷者数

平成28年325人、平成29年279人、平成30年240人

となっております。

また、事故原因の分類につきましては、香取警察署管内での15分類の統計となりますが、

平成28年度は前方不注意が124件、安全不確認が123件、運転操作が34件、

平成29年度は前方不注意が119件、安全不確認が73件、動静不注視が47件、

平成30年度は安全不確認が90件、前方不注意が79件、動静不注視が27件で、

過去3年間の合計で一番多い事故原因としては、前方不注意が322件で全体の33%を占めており、次に多いのが安全不確認で286件の30%、3番目が動静不注視で106件、11%を占めている状況でございます。

 

次に、交通安全への取り組みにつきましては、ハード面の対策として、地区要望や警察署等による交通安全診断の結果、必要と認められる市道等では警戒標識、注意喚起看板などのほか、カーブミラー、ガードレール、路面標示やカラー舗装などの交通安全施設を整備しております。

また、ソフト面の対策では、警察やJR東日本などと連携、協力して踏切事故防止キャンペーンを実施し、交通ルールやマナー運行の遵守の呼びかけをするほか、青色防犯パトロール車の貸し出し、地区自治会や交通安全協会などの協力を得ながら、全国交通安全運動等の期間に合わせて早朝、薄暮時に街頭指導を行うなど、広報、啓発活動につとめております。

また、市の交通指導員が市内全域の保育所、幼稚園、こども園に出向き、各園年四回、合計100回ほどの幼児交通安全教室を実施しているほか、第10次香取市交通安全計画による重点項目にもとづき、高齢者の交通安全や自転車の安全利用などの交通安全教室を、地域に出向いて実施しているところでございます。

 

加藤裕太

ありがとうございます。引き続き、一問一答にて質問をいたします。

交通安全の確保については、現状を把握し、それに対して対策をとる、ということをしっかりと続けていっていただきたいと思います。

次に、安心安全な道路の整備についてですが、大津の事故や、川崎での事件などを受けて、通学路等の子供たちが通る道の安全性について、注目が集まっています。そこで、伺います。香取市内の学校の通学路などの安全性の点検等はどのように実施されているのでしょうか。

 

岩立教育部長

 

香取市では平成26年3月に香取市通学路交通安全プログラムを策定し、ホームページなどでも公開しているところです。本プログラムに基づき、平成26年度から学校教育課が事務局となり関係課、機関による通学路合同点検および安全対策を継続的に実施しています。平成26年度から平成30年度までに合計62か所について合同点検を実施しました。

 

加藤裕太

各小学校からあがってきた危険箇所を精査して点検しているということですが、危険箇所の改修や整備はどの程度進んでいるのでしょうか。

 

岩立教育部長

 

合同点検した62か所のうち、これまで44か所について対応しております。具体的には、福田小学校前道路の横断歩道の塗り直しや、標識を新しく設置、山田小学校区の新里信号の付け替えと歩行者用信号機の増設等を行いました。その他の箇所についても、横断歩道の増設を検討したり、児童生徒の安全指導を徹底したりして安全確保に努めいています。

 

加藤裕太

点検して改修、整備するというプロセスが進められていると思いますが、岐阜県各務原市(かかみがはらし)は、大津の事故を受けて市内の保育園の散歩コースや小学校の通学路などを調査し、園児や児童が通る車の交通量が多い歩道付きの市道交差点等27カ所に、今年9月末までに防護柵を設置することを決めました。香取市ではこういった調査や安全対策を行う予定はないのでしょうか

 

岩立教育部長

香取市通学路交通安全プログラムに基づき、昨年度は佐原、栗源地区の合同点検を実施いたしました。今年度は小見川、山田地区を実施する予定です。

 

加藤裕太

プログラムに沿って点検、改修していく、ということだと思いますが、それはしっかりと継続しつつ、緊急度の高いものには事故が起きる前に迅速に対応していくようにしていっていただきたいと思います。

次に、道路整備のプロセスについて伺います。学校の通学路等に限らず、道路整備の要望は数多く出ていると思います。

そこで、伺います。道路整備の要望に対してはどのようなプロセスで対応されていくのでしょうか。

 

木内建設水道部長

道路整備の要望につきましては、各地区から提出される要望書に基づき実施しています。また、窓口や電話により直接要望される場合もありますが、要望か所の中から順に対応しております。

 

加藤裕太

道路整備の優先順位はどのように決まっていくのでしょうか

 

木内建設水道部長

優先順位は、要望か所について職員で現地確認を行い、現況の把握を行います。その上で緊急性や交通量を考慮し、予算の範囲内で優先順位を決定しております。

 

加藤裕太

千葉市や神戸市、相模原市など、スマートフォンアプリ等を使って、市民のみなさんがそれぞれ道路や公共の設備の破損等を、写真やGPS情報等を用いて行政に知らせることができる仕組みを導入している自治体も増えてきています。導入した行政からは「写真などのわかりやすい情報がたくさん集まりやすくなり、整備の緊急度や優先順位の判断がしやすくなった」との声があり、市民のみなさんからは「対応が迅速になった」などの声があり、満足度の高い仕組みになっているようです。また、大阪府の四條畷市のように、LINEアットという既存のSNSを用いて同じような仕組みを安価に導入している事例もあります。現状のプロセスに加えて、こういった仕組みを組み合わせることで市民のみなさんの満足度が高まると考えますので、導入を検討していただければと思います。

 

次に、2項目目の元号令和への対応についてですが、ほとんどのシステムの対応は完了したということで、ひとまず安心いたしましたが、ほとんどということでまだ対応が完了していないシステムもあるのかなと思います。そこで、伺います。今後対応していくシステムがあればそのシステムと対応の予定を伺います。

 

浅野総務企画部長

今後、元号対応を行うシステムについてお答えします。

現時点で未対応のシステムは、各所属で独自に運用する3システムです。いずれも当初からの予定どおり、システム改修に併せ対応いたします。

その内訳は、一つ目は「開票集計システム」であり、7月の参議院議員選挙に伴うシステム改修と併せて対応を行う予定です。

二つ目は「下水道台帳システム」であり、こちらも11月の新規システムへの更改に併せて元号対応を行う予定です。

三つ目は「公有財産管理システム」であり、こちらは年度末の3月までに改修予定となっております。

これらのシステムは、改修完了までは元号の読み替えやゴム印による対応を行い、市民サービスに支障がでないよう細心の注意を払って業務を進めてまいります。

 

加藤裕太

システムの対応についてはわかりました。次に、窓口対応についてですが、元号が変わった5月1日には婚姻届を提出する方々で混み合った自治体もあったようです。そこで、伺います。5月1日に香取市では何件の婚姻届を受理したのでしょうか。また、特にトラブルなく受理できたでしょうか。

 

髙木生活経済部参事

令和初日の婚姻届につきましては、本庁で16件、小見川支所で3件、合計で19件の婚姻届が提出されております。

香取市においても、令和初日の5月1日は、大安が重なったことから、婚姻届の提出が増えると予想されたことから、混乱回避に向けて、本庁の日直2名の内1名に戸籍担当者を配置し、17件を日直が対応、改元直後の午前零時過ぎに提出された2件は、警備員の対応となりましたが、いずれもトラブルなく受理しております。

 

加藤裕太

すべての対応が完了するまで、しっかりと対応していただければと思います。

次に、3点目の佐原駅周辺地区複合公共施設について、見直し作業の最中ということですが、なんでも削減していって誰も使わない施設になってはもったいないと思いますので、民間の力を活用して魅力ある施設にしていただくことを引き続き要望いたします。

 

 

次に4点目、企業版ふるさと納税についてですが、全国各地でこれまで色々な導入事例があります。寄付していただける企業を探すためにも、香取市でこの制度を活用できそうな事業をリストアップしておくことが重要だと考えます。そこで、伺います。香取市において企業版ふるさと納税を活用できそうな事業はあるでしょうか。

 

浅野総務企画部長

 

企業版ふるさと納税が活用できそうな事業について、お答えいたします。

企業版ふるさと納税の全国的な活用事例をみますと、観光、教育、子育て、地域産業など様々な分野の事業で活用されています。

香取市においては、佐原の山車行事関連事業や歴史的町並み関連事業など観光や歴史・文化関連など広く共感が得られるような事業で活用ができるのではないかと考えています。

制度の活用にあたっては、寄附を行う企業の意向が重要となることから、企業への依頼・協議により柔軟に対応していきたいと考えています。

 

加藤裕太

企業を探すことは難しいことかもしれませんが、香取市の魅力をアピールするチャンスにもなり、将来的な企業誘致にもつながる可能性がある制度だと思いますので、積極的に活用していっていただきたいと思います。

最後に5点目の観光政策について、訪日旅行者の数が香取市でも増加し、今後も増加することが予想される中で、香取市としてもインバウンドへの対応をしっかりとしていく必要があると考えます。そのためには、訪日旅行者が日本への旅行で不便に思ったことを解消していくことが重要です。そして、不便なことの中でも、特に多くの方が不便に思ったことから優先的に対処していくことが効率的だと思います。観光庁の平成28年度調査によると、訪日外国人観光客が旅行中に困ったことの1位は、「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」が32.9%で最も多く、2位が「無料公衆無線LAN環境」の28.7%、3位が「多言語表示の少なさ・わかりにくさ(観光案内板・地図等)」の23.6%という結果になったようです。

そこで、伺います。市内の観光案内所や観光施設など、訪日外国人観光客の方々が訪れる場所での外国語対応はどれくらい進んでいるでしょうか

 

宮﨑生活経済部長

市の所管する関係施設について申し上げます。

外国人観光客が多く訪れる佐原駅前の観光案内所や町並み交流館では、案内表示や観光パンフレットを多言語対応にしているほか、従事する職員等に対し、外国語対応のセミナーを実施いたしました(H28.12~H29.2;英語・タイ語・中国語、各2回)。

また、水郷佐原山車会館のビデオシアターでは、多言語対応アプリ「おもてなしガイド」を導入しておりますが、現在、英語のみの対応となっておりますので、引き続き、対応言語の拡充に努めて参りたいと考えております。

 

 

加藤裕太

私も海外に行った時に経験したことなのですが、自分がわからない現地の言語しかないところよりも、自分がわかる言語が書いてあるお店や施設の方が安心して利用できると感じます。引き続き、外国語対応を進めていただきたいと思います。次に、無料公衆無線LANサービスについてですが、香取市にもNTT東日本と連携したKatori Free Wi-Fiというサービスがあります。そこで、伺います。Katori Free Wi-Fiはどれくらいの数の施設で利用でき、どの程度利用されているのでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

Katori Free Wi-Fiサービスの利用状況ですが、当サービスは、外国人観光客等を迎えるための重要な環境整備と考え、随時、平成28年3月から、その運用を開始しております。

現在、市内の公共施設14カ所、店舗14カ所、計28カ所で利用可能となっております。

利用実績につきましては、一月当たり、3,000から4,000のアクセス数となっております。令和元年5月は5,144件のアクセスがありました。

 

加藤裕太

Katori Free Wi-Fiサービスの周知はどのように行われているでしょうか

 

宮﨑生活経済部長

周知方法につきましては、市及び水郷佐原観光協会のホームページや、市の観光ガイドブックにKatori Free Wi-Fiの情報を掲載しているほか、全国のフリーワイファイが使用できるアプリにも対応させるなど、活用利便性の拡充とともに、その周知に努めております。

また、サービスの利用が可能な施設・店舗には、店先等にステッカ―を掲示しております。

 

加藤裕太

便利に利用していただけるように更なる利便性向上と周知をお願い致します。

次に、多言語表示についてですが、外国人観光客のみなさんに観光を楽しんでもらうためには、観光ガイドや案内板の充実が重要です。そこで、伺います。観光ガイドや案内板などの外国語対応はどれくらい進んでいるでしょうか。また、市として、現状をどのように認識しているでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

まず、外国人向けの観光ガイドにつきましては、公式の対応時を含め、おおむね香取市国際交流協会の通訳ガイドボランティアの方々がその対応に当たっている状況にあります。

また、案内板につきましては、道路等にある公共サインを除き、市の所管する関連施設内の案内表示におきましても、手書きや張り紙による対応をはじめ、英語の表記のみとなっているものも数多くあります。

市の認識といたしましては、それぞれ、未だ十分ではないと考えているところであります。

 

加藤裕太

現状は十分ではない、ということですので、しっかりと外国語対応を進めていただきたいと思います。その他にも外国人観光客のみなさんを誘導するためのサイン等も外国語対応をする必要があると思います。これは、市の施設だけでなく、民間の施設などでも必要なことであると考えます。そこで、伺います。誘導サインは外国語に対応しているでしょうか。また、市としてはどのように対応していくのでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

外国人観光客向けの誘導サインにつきましては、汎用性の高い規格によるピクトグラム等の採用をはじめ、施設ごとに工夫をして対応しているところですが、未だ十分ではありません。

したがいまして、新たに対応言語を追加するなど、訪れる外国人観光客にわかりやすい案内表示の改善はもとより、デザインや視覚にも配慮した整備を進めてまいりたいと存じます。

また、民間や他の事業主体に対しましても、折をみながら、当該対応施策の重要さや、具体的な改善措置の実施をお願いして参りたいと考えております。

 

加藤裕太

大切なことですので、整備を進めていっていただきたいと思います。次に、こういったインバウンドへの対応をしっかりとした上で、訪日外国人観光客のみなさんに香取市を訪れてもらうためには、香取市の魅力を海外に向けてPRしていくことが必要になると考えます。そこで、伺います。訪日外国人観光客向けのPRはどのようなことを行っているのでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

現在、外国人観光客の更なる誘致を促進・支援するため、昨年8月より、タイ王国の女性国際交流員1名を任用しております。

任用した国際交流員は、タイ語、英語、日本語の3カ国語が堪能で、現在、翻訳や通訳業務のほか、外国人目線による様々な対応やSNS等を活用した香取市の情報発信業務に従事しております。

また、新たに米国から国際交流員1名の任用を予定しており、英語圏からの外国人観光客の受入れを促進する施策の展開も、力を入れていきたいと考えております。

併せて、当該交流員からの具体的な施策提案等をふまえながら、まずは、香取市におけるインバウンド施策の体系を整理するほか、香取市独自の具体的な事業展開方策を検討して参りたいと考えております。

 

加藤裕太

PRについては、ロンリープラネットという英語の旅行ガイドブックやミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに掲載されたことがきっかけでPRに力を入れて外国人観光客が大きく増加した兵庫県の城崎温泉等の事例もありますので、力を入れてPRしていっていただきたいと思います。また、国際交流員の方が発信するSNSについては私も以前からチェックしていまして、Facebookページのワンダー佐原を見たときには670人ほどのいいねがついていましたので、引き続き香取市の魅力を海外に向けて発信していっていただきたいと思います。

次に、観光インフラの整備について伺います。訪日旅行者だけに限らず、たくさんの方々に香取市を訪れてもらい、また、香取市のファンになってもらい、何度も香取市を訪れるリピーターになっていただくためには、観光をスムーズに、そして快適にできるインフラを整備することが必要だと考えます。そこで、伺います。飲食店などのお店のメニューの多言語化や翻訳システム機器の活用、キャッシュレス決済環境の整備、免税対応環境の整備などを進めるために、民間事業者を支援するということも考えられると思いますが、そういったことは検討しているのでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

飲食店のメニューの多言語化や翻訳システム機器の導入については、国の制度である小規模事業者持続化補助金が活用でき、補助率は3分の2、補助金額で50万円までの範囲で、その支援を受けることができます。

また、キャッシュレス化につきましては、今年10月からの消費税率の引き上げに伴う国の経済対策として、「キャッシュレス・消費者還元事業」が設けられており、中小・小規模事業者に対し、負担金なしで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済などの対応機器等の導入が可能となっています。

香取市といたしましても、商工会議所・商工会等の商業団体や金融機関と連携し、これらの制度の周知を図りつつ、導入の促進・支援をしてまいりたいと考えております。

 

加藤裕太

しっかりとした支援をお願いいたします。次に、前回の一般質問でも申し上げましたが、まちの安心安全が確保されていなければ、旅行者のみなさんも安心して観光地を訪れてくないと私は考えます。そこで、伺います。旅行者のみなさんに安心して観光をしていただくために、観光案内所等に非常用電源装置を整備していくべきだと考えますが、いかがでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

現在、市内の観光案内所等に非常用電源装置は設置しておりません。

災害時の対策として、非常用電源装置の整備に係る国庫補助事業もございますので、旅行者に安心して観光を楽しんでいただくことを考慮しつつ、その必要性と設置について、適宜、検討してまいりたいと考えております。

 

 

加藤裕太

安心安全の確保がまちづくりの第一歩だと考えますので、検討をお願いいたします。次に、観光地にとって重要なトイレの整備について伺います。有名で人気のある観光地のほとんどは、トイレの設備が整っており、清潔で数も十分あるという状況になっています。また、訪日外国人観光客の方々にとっては、和式トイレに戸惑うことが多いため、洋式トイレを整備していく必要があると考えます。そこで、伺います。市内に公衆トイレは何か所あるでしょうか。また、和式トイレはどの程度あるでしょうか

 

宮﨑生活経済部長

市の条例で設置及び管理をしている公衆トイレは、現在12カ所ございます。大便器の数は79基あり、その内和式便器は27基となっております。

 

加藤裕太

トイレの更新や利便性向上、洋式化等を進めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

香取市では、公衆トイレに限らず、学校施設等公共施設のトイレの洋式化を精力的に進めているところです。

また、平成30年度には、公衆トイレではございませんが、県の観光補助金を活用し、JR佐原駅観光交流センター、佐原町並み交流館等の洋式トイレ9基に対し、温水洗浄便座の取付工事を行っており、引き続き、その利便性の向上に努めて参りたいと考えております。

 

加藤裕太

きれいで使いやすいトイレを整備していっていただきたいと思います。市内には魅力的な観光資源がたくさんありますが、こういったインフラ面で旅行者にストレスを与えてしまうのはもったいないことだと思います。そういったことがないように、国等の補助制度もありますので、観光インフラの整備を引き続きお願いいたします。

次に、テーマ別観光への対応について、伺います。近年、観光庁ではテーマ別観光という言葉を使い、特定の観光テーマごとに自治体などのネットワークを形成し、情報共有などをすることで地方誘客の拡大を目指しているようです。テーマの中には社寺観光やロケツーリズム、サイクルツーリズム、フードツーリズムにアニメツーリズムなど、比較的昔からあるものから最近観光客が増えているものまで、観光客のみなさんの多様なニーズを反映したものが多くあります。

最近の香取市でも、映画やドラマなどのロケ地になったことでタイ王国からたくさんの方々がいらっしゃるようになったことは、ロケツーリズムの成功例になりうると思います。そこで、伺います。ロケで使われた場所などをまとめたマップや観光サイトなどがあるとロケ地を求めて来られた方々にとって便利だと思うのですが、現在そういったものはあるのでしょうか。

 

 

宮﨑生活経済部長

現在、ロケ地の状況を取りまとめたマップはありませんし、観光情報サイトによる情報提供は行っておりません。

 

加藤裕太

他の自治体の例を見ますと、ロケ地の情報をまとめたマップをweb上にアップしていたり、情報をまとめたサイトなどを作っていたりしますので、検討していただければと思います。

次に、ロケツーリズムへの対応について、近年増加しているロケツーリズムやアニメツーリズムといったものは観光客の増加とともに、地域に経済効果ももたらしています。ドラマや小説、アニメ、映画等のコンテンツの舞台を訪れる観光は、流行語にもなった聖地巡礼や舞台探訪などと呼ばれています。最近特に経済効果のインパクトの大きいアニメツーリズムの事例を見てみると、日本政策投資銀行(DBJ)の試算によれば、埼玉県久喜市を舞台にしたアニメでは約31億円、十六銀行によると、岐阜県高山市を舞台にしたアニメの経済効果は21億円となるなど、今までになかった大きな経済効果を生み出すようになっています。

それを受けて、ロケ誘致に力をいれる自治体も増えてきています。いすみ市では人気ドラマ「孤独のグルメ」のロケ地になったことがきっかけとなって、フィルムコミッションを設立するなど、市をあげてロケ誘致に取り組むようになり、広告換算効果30億円という成果を上げたり、最近ではカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和(これえだひろかず)監督の「万引き家族」のロケ地になったりもしました。香取市も以前からテレビ等で取り上げられることも多く、ロケツーリズムのポテンシャルを持っていると考えます。そこで、伺います。水郷佐原観光協会のwebサイトによると、香取市内でのフィルムコミッションロケ実績は、平成25年に60件、平成26年には75件となっていると思いますが、最近では年間に何件くらいのロケが行われているでしょうか

 

宮﨑生活経済部長

平成27年度が79件、平成28年度は104件、平成29年度は106件、平成30年度は107件と、近年は、概ね100件前後で推移しております。

 

加藤裕太

香取市としてロケ誘致はどのように行っているのでしょうか。また、今後ロケ誘致施策はどのようにすすめていくのでしょうか

 

宮﨑生活経済部長

香取市におけるいわゆるフィルムコミッション事業につきましては、現在、その重要性を踏まえ、市が当該業務を水郷佐原観光協会へ委託する措置をとっておりますが、ロケの誘致等に係る特段の取り組みは、行っていない状況であります。

体験・目的型の観光をはじめ、より細かく、よりディープに多種多様化する観光ニーズへ対応すること及び、今後、更なる観光客の誘客増加に向け、ロケツーリズム等の多様性に富んだ取り組みにつきましても、幅広くその支援措置を講じてまいりたいと考えております。

 

加藤裕太

市としてロケ誘致に特段の取り組みはしていないのにこれだけのロケ件数があるということは、フィルムコミッション事業の委託先の水郷佐原観光協会が頑張っているということでもありますし、香取市のポテンシャルが高いということでもあると思います。市としても力を入れてうまく支援していけば、さらに伸びる余地はあると考えますので、取り組んでいっていただきたいと思います。

最後に、観光分野での広域連携について伺います。国外からの方でも、国内からの方でも、旅行者が観光する際にはそれほど自治体の枠組みを強く意識することは多くないと思います。それよりもこの地域に観光に来ればこういったことが楽しめる、とか、せっかくこの地域に来たんだからここも行きたい、といったように、ある程度の地域・エリアで観光地を捉えることが多いと考えます。その例として、瀬戸内エリアの観光があります。以前から広島の尾道と愛媛の今治を結ぶしまなみ海道をはじめとする瀬戸内のサイクルツーリズム等で瀬戸内エリアとしてブランディングを進めており、快適にサイクルツーリズムを楽しめる環境を整えていた地域です。その瀬戸内エリアは、近隣7県の自治体が集まって、2016年に、せとうちDMOというものを立ち上げ、最近ではイギリスでSNSキャンペーンを行ったり、英語圏へ瀬戸内国際芸術祭の広告配信を行ったり、訪日外国人観光客に向けた情報発信を進めてきました。その結果、複数の欧米の有力旅行雑誌が選ぶ「2019年行くべきデスティネーション」でローマ字の”setouchi”がある雑誌では全体の1位になったり、他の雑誌では日本で唯一ランクインしたりと一定の成果をあげているようです。

今後香取市でも近隣自治体との広域連携を深め、エリアで観光を楽しんでもらえるような仕組み作りをすることに加え、情報発信によりさらに多くの方々に知ってもらい、地域としてのブランドを確立することが必要になってくると考えます。そこで、伺います。現在観光分野で近隣自治体とはどういった連携を取っているのでしょうか。

 

 

宮﨑生活経済部長

香取市では、他の市町と連携して観光客誘致を図るため多くの地域連携施策を行っております。

日本遺産に認定された北総四都市(佐倉市・成田市・香取市・銚子市)で構成する「日本遺産北総四都市江戸紀行活用協議会」では、歴史的資源を効果的に活用し、地域活性化や観光振興に資することを目的としております。

 

水郷三都(香取市・鹿嶋市・潮来市)で構成する「水郷三都観光推進協議会」は、国内・国外観光交流による事業や観光客誘致のための共同プロモート事業を実施しております。

 

このほかにも、北総地域の自治体や観光協会で構成される「北総観光連盟」をはじめ、成田空港周辺自治体や成田空港等で構成される「成田空港トランジット&ステイプログラム連絡会」等がございます。

 

加藤裕太

今後はどのような方針で観光分野における広域連携を進めていくのでしょうか。

 

宮﨑生活経済部長

広域連携は、地域の魅力ある観光資源を相互に結び付けることで、個々の資源の魅力をさらに増強でき、情報発信効果も格段に高まるものと考え、国内外における観光地間の競争が激化する中、有効な手段として、引き続き、積極的に取り組んでいくこととしております。

 

 

加藤裕太

ひとつの自治体では難しいことが、広域で連携して進めればできる、ということもあると思います。また、このエリアだから生まれる魅力もあると思います。今の連携を深め、さらに広げていって、香取市やこの地域の魅力をもっとたくさんの方に知ってもらえる機会を作っていっていただきたいと思います。

香取市には、たくさんの魅力があります。住んでいるから気づく魅力、市外から訪れたから気づく魅力、いろいろあります。その魅力を知ってもらうきっかけのひとつ、その中でも大きなきっかけのひとつが観光だと思います。香取市の魅力を知ってもらうための観光政策、そしてPRに力を入れていただくことをお願いいたしまして、一般質問を終わります。

 

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