かとう裕太の一般質問全文 令和5年3月香取市議会定例会−子育て支援・コンパス・地域おこし協力隊・LINE・新型コロナウイルス感染症対策

令和5年3月香取市議会定例会一般質問通告かとう裕太

みなさんこんばんは。香取市議会議員の、かとう裕太です。

 

2023年3月2日、令和5年3月香取市議会定例会において、かとう裕太は全体の7番目で登壇して一般質問を行いました。

 

今回は、子育て支援、みんなの賑わい交流拠点コンパス、地域おこし協力隊、LINEの活用、新型コロナウイルス感染症対策について伺いました。

 

いつものように、かとう裕太の一般質問の全文を掲載いたします。

 

一般質問の録画はインターネットからも視聴可能です。

 

  1. 令和5年3月香取市議会定例会一般質問
    1. かとう裕太
    2. 伊藤友則市長
    3. 宮﨑秀行経営企画部長
    4. 増田正記福祉健康部長
    5. かとう裕太
    6. 増田正記福祉健康部長
    7. かとう裕太
    8. 増田正記福祉健康部長
    9. かとう裕太
    10. 増田正記福祉健康部長
    11. かとう裕太
    12. 増田正記福祉健康部長
    13. かとう裕太
    14. 増田正記福祉健康部長
    15. かとう裕太
    16. 宮﨑秀行経営企画部長
    17. かとう裕太
    18. 宇井正志教育次長
    19. かとう裕太
    20. 宇井正志教育次長
    21. かとう裕太
    22. 宇井正志教育次長
    23. かとう裕太
    24. 宮﨑秀行経営企画部長
    25. かとう裕太
    26. 宮﨑秀行経営企画部長
    27. かとう裕太
    28. 宮﨑秀行経営企画部長
    29. かとう裕太
    30. 宮﨑秀行経営企画部長
    31. かとう裕太
    32. 宮﨑秀行経営企画部長
    33. かとう裕太
    34. 宮﨑秀行経営企画部長
    35. かとう裕太
    36. 宮﨑秀行経営企画部長
    37. かとう裕太
    38. 宮﨑秀行経営企画部長
    39. かとう裕太
    40. 宮﨑秀行経営企画部長
    41. かとう裕太
    42. 宮﨑秀行経営企画部長
    43. かとう裕太
    44. 平野靖生活経済部長
    45. かとう裕太
    46. 宮﨑秀行経営企画部長
    47. かとう裕太
    48. 宮﨑秀行経営企画部長
    49. かとう裕太
    50. 宮﨑秀行経営企画部長
    51. かとう裕太
    52. 平野靖生活経済部長
    53. かとう裕太
    54. 平野靖生活経済部長
    55. かとう裕太
    56. 宮﨑秀行経営企画部長
    57. かとう裕太
    58. 宮﨑秀行経営企画部長
    59. かとう裕太
    60. 宮﨑秀行経営企画部長
    61. かとう裕太
    62. 宮﨑秀行経営企画部長
    63. かとう裕太
    64. 宮﨑秀行経営企画部長
    65. かとう裕太
    66. 宮﨑秀行経営企画部長
    67. かとう裕太
    68. 宮﨑秀行経営企画部長
    69. かとう裕太
    70. 増田正記福祉健康部長
    71. かとう裕太
    72. 増田正記福祉健康部長
    73. かとう裕太
    74. 増田正記福祉健康部長
    75. かとう裕太

令和5年3月香取市議会定例会一般質問

かとう裕太

こんにちは。香取の未来の加藤裕太です。香取市議会会議規則第62条1項、2項にもとづき、通告に従って一般質問をいたします。

 

今回は大きく分けて5つの項目について伺います。

1点目は、多様性を前提とした上で、子どもを産みやすく、育てやすく、暮らしやすいまちづくりについて、

2点目は、みんなの賑わい交流拠点コンパスについて、

3点目は、地域おこし協力隊について、

4点目は、市民のみなさんへの情報の公開・情報提供・広報について、

5点目は、新型コロナウイルス感染症対策について、です。

 

まず、1点目の、多様性を前提とした上で、子どもを産みやすく、育てやすく、暮らしやすいまちづくりについて、伺います。

 

これまでも子どもを産みやすく、育てやすく、暮らしやすいまちづくりを実現するために、質問や提案をして参りましたが、今回も、お子さん方や保護者のみなさんの負担を軽減していくために、市役所等での手続きや、保育施設の状況について、伺います。

 

まず、香取市役所の体制の整備について、ですが、お子さんが生まれ、成長していく過程では、色々な手続きを市役所や支所で行う必要があります。

妊娠されてからは母子健康手帳の交付を受けたり、出産直後には、お子さんが生まれた日から14日以内に出生届を提出する必要があったり、児童手当の申請や子ども医療費助成受給資格登録の申請、国民健康保険の手続き、保育所やこども園等に関する手続きなど、市役所等でお子さんに関して行う手続きはたくさんあると思います。ただ、子育て世代のみなさんにとっては、そういった手続きを平日の日中に行わなければならなかったり、妊娠中や出産直後に市役所等に行って行わなければならなかったりするのは、とても負担が大きいと考えます。そういった負担を軽減していくことも、大変重要だと考えます。

政府においてもお子さんに関する手続きについて、負担軽減に動き始めています。こども家庭庁設立準備室が、妊娠から出産後6ヶ月くらいまでの手続で困ったことについてアンケートを実施しており、3月1日時点で約2,000件のコメントが集まっているということです。今後具体的な動きにつながってくると考えられますので、香取市としてもお子さんの手続きに関する負担軽減について、確りと検討していく必要があると考えます。

 

そこで、伺います。お子さんに関する手続きの負担軽減について、香取市ではどのように考え、取り組んでいるのでしょうか

 

次に、2点目の、みんなの賑わい交流拠点コンパスについて、伺います。

 

利用状況について、ですが、みんなの賑わい交流拠点コンパスは、2022年12月25日にオープンしてから約2ヶ月が経過しました。私も貸出施設や図書館を利用したり、コンパス賑わい商店街などのイベントに参加させていただいたりしました。館内を見てみると、休日にはたくさんの方々が図書館や各施設を利用されています。

 

オープン前は、今までの図書館・公民館とはいろいろと変わるところもあるので不安だ、という声もいただきましたが、そういった不安を解消していくためにも、しばらく施設の利用状況や運営状況を確認しながら、必要な説明やお知らせをしていく必要があるのではないかと考えます。

 

そこで、伺います。みんなの賑わい交流拠点コンパスがオープンしてからの利用状況や運営状況について、香取市としてはどのように評価しているのでしょうか。オープン前の想定と比べて、うまく行っているところや、想定通りだったところ、改善が必要なところなどが把握できていれば、あわせて伺います。

 

次に、3点目の、地域おこし協力隊について、伺います。

 

これまでの活動状況について、ですが、総務省によると、令和3年度の地域おこし協力隊の隊員数は6,015名、受入自治体数は1085団体となり、どちらも前年度から増加しています。

 

香取市でも、1名の方は退任されて現在も市内で事業等をされていらっしゃるのだと思いますが、現在5名の方が隊員として活動されているところだと思います。

 

活動期間は概ね1年以上3年以下ということになっていますので、令和2年度から着任されて、今年度で任期を満了される隊員の方もいらっしゃるところだと思います。退任された方や任期満了を迎える方も出てきますので、香取市としても地域おこし協力隊という制度について、一度検証しておく必要もあるのではないかと考えます。

 

そこで、伺います。香取市としては、この3年間の地域おこし協力隊の活動を通じて、地域おこし協力隊という制度をどのように捉えていらっしゃるでしょうか。当初の考え方から変化等があれば、あわせて伺います。

 

次に、4点目の、市民のみなさんへの情報の公開・情報提供・広報について、伺います。

 

LINEの活用について、ですが、香取市においても、2023年1月27日から、香取市公式LINEアカウントが開設され、いろいろな情報がプッシュ型で発信されるようになりました。私もLINEの友だち登録をしていますが、やはりいろいろな情報がLINEで送られてくると、非常に便利だなと感じます。

 

LINEも含めてSNS等での情報発信の充実については、1期目の最初の一般質問から折にふれてお願いしてきているところですので、今回のアカウントの開設を契機に、さらに香取市の情報発信を充実させていただきたいと思います。

 

そこで、伺います。香取市公式LINEアカウントについては、どのような目的を持って開設され、今後どのような情報を発信していくのでしょうか

 

次に、5点目の、新型コロナウイルス感染症対策について、伺います。

 

今後の感染症対策と市内医療機関の体制について、ですが、政府は1月27日に、新型コロナウイルス感染症対策本部で、オミクロンとは大きく病原性が異なる変異ウイルスが出現するなどの特段の事情が生じない限り、5月8日から感染症法上の5類感染症に位置付けることを決定しました。5類に移行することで、医療費の負担など、いろいろなところでこれまでとは違った対応がなされていく可能性もあると考えます。

 

厚生労働省では、マスクの着用について、2023年3月13日以降のマスク着用の考え方についてお知らせをし、個人の主体的な選択を尊重して、着用は個人の判断に委ねることを基本とすることにしました。

 

ただ、そうした対応が示される中ですが、5類に移行することと、これまで行ってきた感染症対策を緩めることはリンクしないため、5類になったから感染症対策をまったくしなくてもよくなる、という誤ったメッセージを与えることにならないように注意が必要なのではないかと考えます。

 

感染症の専門家ではないので、あくまでも個人的な意見ですが、感染症法上の分類が変わるだけで、ウイルスの特性は変わっていないため、これまでみなさんが確りと行ってきた感染症対策を行わなくなってしまうと、感染者数が急激に増加し、医療機関等を逼迫させてしまう状況が発生してしまうのではないかと考えます。

 

そこで、伺います。現状で、香取市としては、5類へと移行される5月8日以降の感染症対策について、どのようにすることを考えているでしょうか。変更となる点、変わらない点など、現在の検討状況を伺います。

 

以上で壇上での質問を終わります。よろしくお願いいたします。

 

伊藤友則市長

お子さんに関する手続きの負担軽減について、お答えします。

香取市では、平成31年4月に子育て世代包括支援センターを設置し、母子保健や家庭児童相談等、子育てに関する相談窓口を一つにし、お子さんを連れて相談に来所された方が、移動せずに済むように、関係部署と連絡を取りながら、窓口対応するようにいたしました。

しかしながら、出生届など、担当窓口へご移動いただかなければならない手続き等もございますので、利用される方の利便性の向上に向け、必要に応じて、体制整備に取り組む必要があると考えております。

 

宮﨑秀行経営企画部長

まず、みんなの賑わい交流拠点コンパスについて、昨年12月25日のオープンから12月28日までの4日間、指定管理者が主体となり、特別開館期間として各種イベント等を開催いたしました。この間の合計来館者数は、11,130人で、大変多くの方に施設へ足を運んで頂きました。

 

また、通常運営を開始した1月の1か月間で39,442人の来館があり、利用者からは、施設がきれいになって使いやすい、学習スペースが確保されてよかったなど、好意的な意見を多数いただいており、順調に運営が開始できたと評価しているところです。

 

一方、各種サービスや施設の利用方法が分かりにくいなどの苦情等も頂いており、その都度、指定管理者において対応をしており、ホームページや掲示物などにより、利用者にとって必要な情報が分かりやすく認識できるよう、情報発信の方法等を含め、指定管理者に対し、改善を求めたところであります。

 

引き続き、定期的かつ確かなモニタリングを通じ、適切な対応がなされ、市民にとって利用しやすい施設となるよう努めてまいりたいと思います。

 

次に、地域おこし協力隊について、地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に移住し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の「地域おこし活動」や農業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、当該移住先への定住・定着を図る取組で、当該経費には、特別交付税による財源措置があります。

 

香取市では、平成30年12月に地域要件の新たな取り扱いが国から示され、令和元年度分の特別交付税の算定から、その適用がされることになったため、必要な準備を経て、令和2年度から当制度を活用しており、現在、観光振興に資する隊員2人、移住・定住の促進を目的とした隊員1人、農業振興に資する隊員2人が活動しています。

 

このように、香取市の当該制度の捉え方としましては、地域外の有能な人材を積極的に誘致することで、熱意と行動力に満ちた柔軟な地域おこし活動の促進、及び地域の活性化への助力、ひいては、人材の定住及び定着並びに関係人口の拡大に資する有効な手立ての一つと考えております。

 

しかしながら、委嘱期間が、僅か3年であることやコロナ禍の影響等もあり、隊員が思うような活動ができないとの現状もあり、任期満了後の定住につなげることの難しさを感じているところです。

 

また、募集内容を含め、市側の目的や思惑が曖昧であったり、着任当初の意思疎通において、隊員にうまく伝わらず、その後、隊員の思いに対する話合い等を経て、委嘱内容等の変更や折り合いをつけた状況もあるなど、けして、すべてのケースについて、所期の目的が達成できているとは考えておりません。

 

したがいまして、隊員募集に係る市側の目的や意図を明確にし、着任当初から、委嘱内容等に係る明確な指示・伝達が必要な点に留意しつつ、引き続き、地域課題の解決に向けて、地域おこし協力隊の活動が必要な分野を見定め、積極的な受入を図るべく、様々な分野で取り組む必要があると考えるほか、定住につながる措置についても、十分に配慮しながら進めていく必要があると考えております。

 

続いて、LINEの活用に係るご質問にお答えします。

 

まず、開設した目的につきましては、幅広い世代の皆様に対し、市の様々な情報を埋もれることなく効果的に発信し、身近な情報等を知り得る機会を増やすほか、市行政との繋がりをより太くするため、市の方針や取組等を丁寧にわかりやすく積極的に伝えることで、地域づくりに係る情報の共有及び意識の高揚等を図り、ひいては、地域力の強化に繋げることを目的としています。

 

特に、LINEの機能特性であるプッシュ通知を用い、直接、伝えたい情報を届けることで、必要な情報や取組を身近に感じ、日々の暮らしへ活かしながら、地域への関心、ふるさと意識の高揚等が図れるものと考えております。

 

次に、情報発信の内容につきましては、現在、運用を始めて間もないことから、広報紙でお伝えした身近な情報や緊急性を要するものを中心に、1日数回程度、画像等を用いながら、端的な内容で配信しており、今後、トーク画面の下に固定表示されている「リッチメニュー」の更なる活用を含め、適宜、運用及び機能の拡充を図ってまいりたいと考えております。

 

増田正記福祉健康部長

現在、感染症法における5類に分類されている主な感染症としては季節性インフルエンザがありますが、5類に移行となれば、季節性インフルエンザに対する感染対策と同様の対応が基本となるものと考えられます。

 

具体的には、通常の5類感染症となった場合は、外出自粛要請などの行動制限や入院勧告などができなくなり、医療費等は一部自己負担が生じるようになりますが、一般の医療機関で入院等の診療も可能となります。

 

感染対策につきましては、現在、公費負担の在り方やワクチン予防接種等も含めて、国で検討が行われている最中であり、また、感染の拡大、縮小の動向も定かではないことから、基本的な感染対策を継続しつつ、国の動向を注視し、示される方針に基づいた対応に注力してまいる所存です。

 

かとう裕太

ありがとうございます。引き続き、一問一答にて質問をいたします。

まず、1点目の、多様性を前提とした上で、子どもを産みやすく、育てやすく、暮らしやすいまちづくりについて、伺います。香取市役所の体制の整備について、ですが、お子さんに関する手続きについては、いろいろな手続きがあると思います。

 

そこで、伺います。お子さんに関する主な手続きについて、現状ではどちらの窓口で行うようになっているのでしょうか

 

増田正記福祉健康部長

お子さんに関する主な手続きや相談につきましては、主に「子育て世代包括支援センター」にてお伺いしております。

 

かとう裕太

子育て世代包括支援センターができてからは、以前よりはそちらでまとめて行える手続き等は増えたのかなと思います。ただ、子どもが生まれてからの手続きについては、私も実際に市役所で行ってみたのですが、出生届は市民課の窓口で行い、児童手当の申請や子ども医療費助成の申請は子育て支援課の窓口で、というようなかたちになっていたのかなと思います。

 

市役所に慣れている人などにとっては、それほど大変だとは思わないのかな、とも思いましたが、妊娠されている方や、出産直後の方、お子さんを連れている方などが手続きをしなければならない場合には、移動の負担や書類等の記入の負担なども大きいのではないかと感じました。

 

自治体によっては、お子さんに関する手続きをワンストップでできるような仕組みを導入しているところもあります。例えば、群馬県安中市は、出生届を提出する際に、国民健康保険やこども医療費助成、児童手当、予防接種、乳幼児健診の手続き等を1カ所で行えるゆりかごコーナーを開設しています。これまで1時間以上手続きにかかっていたのが、30分程度で終わるケースも出てきているようです。また、ゆりかごコーナーには、ベビーベッドや授乳用の簡易テントも用意されており、安心して手続きができるようになっています。こういった仕組みを香取市でも導入することで、子育て世代の負担を軽減できるのではないかと考えます。

そこで、伺います。お子さんに関する手続きを、例えば子育て世代包括支援センターに行くだけでワンストップでできるようにすることはできないのでしょうか

 

増田正記福祉健康部長

子育て世代包括支援センターから移動せずに済むように、関係部署と連携を取りながら、窓口対応しておりますが、担当窓口へご移動いただかなければならない手続き等の取り扱いにつきましては、先進自治体を参考に調査・研究してまいりたいと考えております。

 

かとう裕太

少しでも手続きに関する負担が減るように、検討をお願いいたします。

手続きの負担を減らすということからすると、電子申請等の活用も効果的であると考えます。

お子さんに関する手続きについて、マイナポータルを見ると、香取市でも児童手当等に関する手続きの一部について、スマートフォンやパソコンなどを利用して電子申請ができるようになっていると思います。ただ、ほとんどの手続きはまだ電子申請ができず、マイナポータルに掲載されていてもオンラインでの入力と印刷ができるまでになっていると思います。

そこで、伺います。これらの電子申請の利用率はどれくらいあるのでしょうか

 

増田正記福祉健康部長

香取市では児童手当に関する10の手続きについて、令和4年4月から電子申請を開始したところであります。

しかしながら、市民課での各種届出の際に児童手当の手続きも一緒に済ませていることや、児童手当の現況届が原則提出不要となったことから、電子申請が必要となる場面が少なくなり、利用はない状況(0件)です。

 

かとう裕太

利用がないということで、まだまだ電子申請できる手続きが少ないことや、結局他の手続きで窓口へ行かなければならない、ということも背景にあるのかなと思いますが、利用しやすくするためにも、今後はさらに電子申請できる手続きを増やしていく必要があると考えます。

そこで、伺います。電子申請ができる手続きを増やすことで、休日や時間外に申請ができるようになり、窓口に行かなくてもよくなるので、子育て世代のみなさんの負担が軽減されるようになると思いますが、いかがでしょうか

 

増田正記福祉健康部長

児童手当関係をはじめとする手続きで「マイナポータル、ぴったりサービス」のサイトを活用し、電子申請可能な手続き、10項目、書類を印刷して申請する手続き、6項目を対象に申請受付を行っております。

子育て世代の負担軽減のためにも、電子申請の可能な手続きについては、時間や曜日を気にせずに行えるオンライン化の拡大を順次検討して参りたいと考えております。

 

かとう裕太

電子申請ができれば利用したいという方も多いと思いますし、電子申請にすることで申請する方の負担だけでなく、窓口で対応する職員のみなさんの負担も軽減することができると考えますので、積極的に電子申請を導入していっていただきたいと考えます。

また、政府の方もこれからお子さんに関する手続きの負担軽減に動いてくると思いますし、DXの推進にも取り組んでいくと思いますので、そちらもチェックしながら、便利な香取市を実現していただきたいと思います。

 

次に、保育施設等でのおむつの処分について、伺います。

厚生労働省は、1月23日に、保育所等における使用済みおむつの処分について、保育所等で処分することを推奨し、施設に保管スペースの確保や衛生面の管理について課題がある場合には補助をするなど、保護者や施設の負担軽減を図ろうとしています。

民間企業が行った、公立保育所を対象とした調査では、千葉県内でも13の自治体の公立保育所でおむつの持ち帰りを行っているところがある、という結果でした。

そこで、伺います。調査では香取市の公立保育所ではおむつの持ち帰りはない、という結果でしたが、香取市内の保育施設では、おむつの処分はどのように行われているのでしょうか。公立・私立等で違いはあるのでしょうか。

 

増田正記福祉健康部長

現在、公立・私立を問わず、香取市内すべての保育施設におきまして、保育施設運営者が使用済みおむつを処分しておりますので、保護者の持ち帰りはありません。

 

かとう裕太

香取市では保護者のおむつの持ち帰りはないということで、そういう点では保護者のみなさんの負担軽減が図られているということで、いいことだと思います。

今後もお子さん方や子育て世代のみなさんの負担軽減を図っていただくよう、お願いいたします。

 

次に、2点目の、みんなの賑わい交流拠点コンパスについて、伺います。利用状況について、ですが、具体的な数字を伺いながら、確認したいと思います。

 

令和4年12月定例会での一般質問のご答弁では、利用者数について、施設の基本計画における想定値で年間27万2,000人の利用を見込み、そこにテナント事業者さんの利用者分が加わる、とお答えいただきました。

実際にオープンして、1月の1ヶ月間で39,442人の来館があった、ということで、オープンしたてということもあると思いますが、たくさんの方々がお越しになっているというのがデータからもわかると思います。今後も、確りとデータを把握して、分析して、運営の改善等につなげていくことが重要だと考えます。

そこで、伺います。利用者数の数え方については、どのように行われているのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

施設利用者数については、まず、施設全体の来館者数は、施設入口に設置されているAIカメラにより、男女等の属性分析と併せて総数を計測しております。

 

次に、研修室などの貸出施設の利用者数は、利用申請時の利用者数の合計人数を利用者として把握しています。

 

図書館については、図書の貸出を行った利用者数、貸出冊数を把握しており、貸出を伴わない閲覧者等は把握できない状況です。

 

いきいきひろばなどの子育て世代支援施設の利用者数は、利用料をいただいた利用者の実数で、付き添いの方などの人数等は把握しておりません。

 

なお、銀行やカフェのテナント利用者、及び市民活動サポートセンターや社会福祉協議会の利用者数については、把握方法の確認を経て、定期的な時期を定め、適宜、把握してまいりたいと考えております。

 

かとう裕太

まだ利用者数を把握しきれていないところもあるということですが、把握できるところに関しては確りと把握して、今後のデータ分析や運営改善につなげていっていただきたいと思います。

 

それでは、佐原中央図書館の利用について、貸出冊数や来館者数などの数字はどのようになっているのでしょうか。また、その他に利用状況を表すような数字はお持ちでしょうか。

 

宇井正志教育次長

佐原中央図書館の利用状況を表す数値についてですが、貸出冊数や貸出者数などを把握しています。

 

令和5年1月は、貸出冊数が10,234冊、貸出者数は2,654人となっております。

 

かとう裕太

図書館の図書の貸出時間は以前の図書館よりも長くなり、19時を過ぎても22時まで自動貸出機での貸出ができるようになっていると思います。

そこで、伺います。前年同期と比べて貸出数はどのようになっているのでしょうか

 

宇井正志教育次長

令和4年1月の貸出冊数は6,581冊、貸出者数は1,937人で、貸出冊数で約55%、貸出者数で約37%増加しております。

 

利用増加の要因としては、議員がおっしゃられたように、開館時間の19時までの延長と合わせて自動貸出機を導入し22時まで貸出ができるようにしたこと、また、複合施設となり、今まで図書館に来館されなかった方も気軽に立ち寄り、本に触れていただけるようになったことなどがあると考えております。

 

かとう裕太

開館時間・貸出時間の延長と、複合施設としたことの効果がみられ始めている、ということですので、今後も便利な図書館、本や資料にアクセスしやすい図書館を目指していっていただきたいと思います。

 

それでは、19時以降、22時までの自動貸出機での貸出の利用数と利用率はどれくらいになるのでしょうか

 

宇井正志教育次長

令和5年1月における19時以降の自動貸出機の利用数は、貸出冊数が174冊、利用者数は52人で、全体に対する割合は、貸出冊数で約1.7%、利用者数で約1.9%でした。

 

割合的には多くはありませんが、150冊を超える貸し出しがあったことは、図書館サービスの向上と読書活動の推進が図られていると考えております。

 

かとう裕太

自動貸出機での貸出はこれから伸ばしていける余地はあると思います。まだ22時まで貸出ができるということをご存知ではない方もいらっしゃると思いますので、自動貸出機の周知をはじめ、新しい図書館はここが今までと違って便利になりました、ということをお知らせしていっていただきたいと思います。

 

次に、貸出施設について、以前の公民館とは違ったかたちになっていると思いますので、単純な比較はできないと思いますが、そちらの利用状況についても伺います。

貸出施設を利用する際には、まず、コンパスに行って、利用者登録をすることが必要になってくると思います。

そこで、伺います。貸出施設の利用者登録数については、現在のところどれくらいになっているのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

1月末現在の利用者登録数は、サークル等の団体が234団体、また、個人は58人で、合計292件となっております。

 

かとう裕太

貸出施設の中では、利用率が高い施設と低い施設があると思いますが、それぞれどういった施設が該当するのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

1月末時点の約1か月間の貸出施設の利用状況としましては、利用率が高い施設は、1階の展示スペース、3階の研修室1と2、及び同メディアスペースの順で、利用率が低い施設は、同様に屋上レンタルテラス、4階の音楽練習室(大)、及び3階の市民ダイニング1と2となっております。

 

かとう裕太

利用率が低い施設については、こういう施設があって、こういう使い方ができる、ということをご存知ない方もまだまだ多いのではないかと思いますので、具体的な活用方法等も含めて、お知らせをしていっていただきたいと思います。

 

以前の一般質問でも伺いましたが、コンパスの貸出施設については、オープン前の説明会等でいろいろな不安やご意見が市民のみなさんから寄せられていたと思います。

そこで、伺います。そういったところについて、オープン後、不具合などは発生していないでしょうか。また、不満や苦情などはなかったでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

オープン前の説明会等で、市民から寄せられたご意見等としては、年間予約制度や施設の利用料金、駐車場の運用方法、レンタル倉庫に関するものが多かったところですが、年間予約制度や利用料金等に関しましては、事前の説明を丁寧に行ったことにより、オープン後の支障は特にないと聞いております。

 

また、オープン後の具体的な苦情等としましては、当初、施設貸出や駐車場の具体的な利用方法が分かりにくいとのお話がありましたが、その都度、利用案内を作成し、掲示するなど、適宜、対応しております。

 

かとう裕太

オープン当初は慣れないことも多く、いろいろなご意見が寄せられると思いますが、その都度わかりやすく説明していただいたり、見やすい案内の掲示をしていただいたり、ということを継続していっていただきたいと思います。

 

その他にも、コンパスには、1階の児童書架周辺や、2階のいきいきひろば、一時預かりルームなど、お子さん方が利用される施設もあります。

そこで、伺います。お子さん方が利用される施設については、利用状況はどのようになっているのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

1月の開館日数24日間の状況では、いきいきひろばの利用者数が729人、一時預かりルームの利用者数が14人でありました。

 

いきいきひろばの平日の利用者数は10名程度ですが、土日や祝日には、60から90名程度の利用者数となっており、子供たちの元気な姿で賑わっているとの報告を受けております。

 

かとう裕太

私も休日等に児童書架のあたりを見てみたり、いきいきひろばの方に行ってみたりするのですが、たくさんのお子さん方が楽しそうに利用されているのを見ています。お子さん方が楽しく遊べる場所の確保は重要だと考えますので、今後も元気に遊べるような場の提供をしていっていただきたいと思います。

 

それでは、これまでいきいきひろばや一時預かりルームでの事故等は発生していないでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

これまでのところ、事故等の報告は、ありません。

 

かとう裕太

事故等の報告はないということで、まずは安心いたしました。今後も、安心して遊べる安全な場所として提供し続けていっていただきたいと思います。

 

次に、コンパスの今後の活用について、伺います。

今後のコンパスについては、市内外のみなさんにいろいろな利用のされ方をする施設になっていくと思います。まだオープンして2ヶ月ですので、イベントなどもこれから開催されていくのではないかと思います。

そこで、伺います。今後開催が予定されているイベントなどはどのようになっているでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

施設運営の観点からは、市民等による施設の利用促進を図るため、指定管理者が自主事業として、イベント等を継続的に実施していくこととなります。

 

1月に実施された具体的な自主事業としましては、子ども向けの絵本の読み聞かせや、書道や工作教室、農産物や雑貨販売のマルシェを開催しております。

 

このほか、市民文化祭等の市による主催イベントについても、今後、開催する予定であります。

 

かとう裕太

色々なイベントの開催を通じて、たくさんの方々にお越しいただいて、イベントを楽しんでいただくことももちろんですが、実際にコンパスの施設を見ていただき、知っていただいて、こんな使い方もできそうだ、と具体的にイメージしていただくことが、今後の活発な施設活用につながっていくのだと考えます。

 

そこで、伺います。イベントなどの周知はどのように行われていくのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

イベント等の周知については、指定管理者が運営するコンパスのホームページやSNS等で積極的に周知を行うほか、市と指定管理者で情報の共有を図り、必要に応じ、適宜、市のホームページやSNS等においても、その周知を行って参ります。

 

かとう裕太

まだオープンから日が浅いということもあって、見てみたところ、コンパスのSNSやホームページの認知度はそれほど高くないのかなと思うところですので、市のホームページやSNSでも情報の発信を行っていっていただきたいと思います。

 

次に、イベントスペースについてですが、当初の計画では、1階のイベントスペースでの佐原の大祭の山車の展示も可能となっていたと思います。

そこで、伺います。実際に展示は可能ということでよろしいでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

山車、2台の展示が可能な設計となっております。

 

かとう裕太

現在のところ、山車の展示は予定されているのでしょうか。また、展示したい、という申し出などはあったのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

現段階で、具体的な山車の展示予定はありません。

 

また、展示したいという申し出につきましても、現段階ではありません。

 

かとう裕太

まだ具体的な予定はないということですが、今後展示等が行われることもあると思いますので、展示する場合の方法やルール、搬入の仕方など、必要となる事項は具体的に検討していっていただきたいと思います。

 

次に、3点目の地域おこし協力隊について、伺います。これまでの活動状況について、ですが、地域おこし協力隊という制度の評価については、いろいろな方々からのご意見もあわせて考えていく必要があるのではないかと思います。

そこで、伺います。地域おこし協力隊に関して、市民のみなさんや関係する団体等のみなさんからのご意見などは寄せられているでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

協力隊の評価に関し寄せられたご意見としましては、

・協力隊員自身が持つ新たな視点や行動力が所属団体の良い刺激となっている。

 

・協力隊員が幅広い観点から、市民団体活動のサポートをしてくれて助かっている。

 

・何気ない風景や普段から目にするものが、実は、魅力的なものであることに気づかせてもらった。

 

など、概ね良い評価を頂けていると感じております。

 

かとう裕太

概ねいい評価をいただいているということで、そのいい部分については今後にもつなげていっていただきたいと思います。

それでは、任期満了を迎えられる隊員のみなさんについて、活動の報告やいろいろな方々のご意見を伺う機会などは設けられるのでしょうか

 

平野靖生活経済部長

任期満了を迎える商工観光課所管の地域おこし協力隊についてお答えいたします。

 

今後、退任する2名の隊員からは、任期中の活動報告や意見等を聞く機会を設けたいと考えています。

 

併せて、隊員の活動に関係した団体等からも意見をいただき、今後の地域おこし協力隊活用の参考にさせていただきたいと考えています。

 

かとう裕太

これまでの地域おこし協力隊のみなさんの活動の成果を、今後につなげていくためには、隊員のみなさんのご意見も受け止めていく必要があると思います。

そこで、伺います。活動中の隊員のみなさんやOB・OGのみなさんからご意見をいただく機会というのは定期的に設けているのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

隊員との意見交換等の機会については、活動中の隊員は、毎月1回、市の担当課へ活動報告があります。

 

また、定期的な報告以外にも、隊員からの相談や市からの業務連絡など、必要な連絡調整は、適宜、担当職員が行っております。

 

また、活動する隊員数が増えておりますので、現在、委嘱をしている市の立ち位置を鑑み、相互の連絡及び活動に係る情報交換等の場を設ける旨、その準備を進めているところであります。

 

なお、現在、退任(卒業)した隊員は1名で、特に、定期的な意見交換の場は設けておりませんが、市内に在住し、店舗の経営等をしておりますので、2月に実施した「おためし地域おこし協力隊事業」では、隊員OBとして当事業へ参画して頂くなど、引き続き、可能な限り、本人との程よい関わりを続けて参りたいと考えております。

 

かとう裕太

特に任期の当初であるとか、活動等に変化がある時期などは不安に思うことも多いと思いますので、気軽に相談できるような関係を築いていっていただきたいと思います。

それでは、隊員のみなさんや退任された方からのご意見にはどういったものがあるのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

活動中の隊員からは、具体的な活動手法や内容、事業費についてなど、委嘱業務に係る相談のほか、今後、自身で取り組みたい具体的な地域おこし活動についての相談等があります。

 

また、退任(卒業)した隊員からは、協力隊活動を通じて、市内の様々な方と関わったことが、退任後の仕事として、運営に携わっているレストランにおいて、農畜産品の提供に直接繋がるなど、隊員任期中に培った人間関係が、現在に活かされているとのお話がありました。

 

かとう裕太

そういったご意見には、どのように対応されてきたのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

活動中の隊員からの相談については、市の担当者と支援団体等が情報を共有しながら、適切に対応するほか、総務省が開設する地域おこし協力隊サポートデスクを活用するなど、規則や事例等に基づき、適宜、必要なアドバイスを行っております。

 

また、協力隊員時の人間関係が、退任後に活かされている事例等が数多くある現状から、特に、人脈づくりや良好な人間関係の構築に対し、十分な支援等を図る必要があると考えております。

 

かとう裕太

人間関係の構築という点は、非常に重要になってくると思います。活動が進んでいく中で、隊員のみなさんが培ってきた人間関係が市にとってもプラスになるようなこともあると思いますので、人間関係の構築について、市の方で確りとサポートしていっていただきたいと思います。

 

次に、任期満了後のサポートについて、伺います。

地域おこし協力隊は隊員の活動終了後、活動地域への定住・定着を図るというのも目的のひとつだと思います。総務省の調査では、令和3年度時点で任期満了後、活動地と同一市町村内に定住された方が53.1%、活動地の近隣市町村内に定住された方が12.2%で、同じ地域に定住された方は65.3%となり、他の地域に転出された方が20.7%となったということです。

活動終了後にも香取市に定住していただくためには、サポートも必要になってくるのではないかと考えます。

そこで、伺います。香取市では退任後、同じ地域に定住される予定の方はいらっしゃるのでしょうか

 

平野靖生活経済部長

商工観光課所管の協力隊2名に今後の定住意向について伺ったところ、現時点では、同じ地域への定住を希望している隊員が1名、もう1名は他の地域に転出する予定とのことでした。

 

かとう裕太

転出予定の方もいらっしゃるということですが、総務省の調査では、任期満了後、他の地域に転出された方でも、活動地と関わりのある活動等に従事される方も2.6%ほどいらっしゃるようです。香取市の場合はどのようになる予定でしょうか

 

平野靖生活経済部長

商工観光課所管の協力隊2名に今後の活動意向について伺ったところ、現時点では、同じ地域へ定住する予定の隊員については、現在活動している市内の観光施設において、今後も従事していく予定とのことでした。

 

また、他の地域へ転出する予定の隊員についても、活動で築いた交流を、今後も続けていきたいとの意向で、新天地においても香取市のPR活動を続けていただけるとのことでした。

 

かとう裕太

お二人とも、かたちは違ってくると思いますが、今後も香取市に関わってくださるということですので、とても嬉しく思います。市としてもできるサポートはしていただきたいと思います。

 

総務省の調査では、任期満了後、同一市町村内に定住された方々の進路について、起業された方が41.4%、就業された方が39.1%、農業や林業に携わる方が11.5%、事業承継された方が1.2%、となっています。

割合としては一番多い起業について、地域おこし協力隊員等の起業・事業承継に要する経費を市が補助すると、1人あたり上限100万円まで特別交付税措置される制度があると思います。

そこで、伺います。香取市では補助金を利用できるのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

地域おこし協力隊員等の起業・事業継承に要する経費を支援する補助金につきましては、現在、任期終了後等に当該補助金を具体的に使用したいという隊員からの相談がないことから、香取市では、まだ当該補助金交付要綱を定めておりません。

 

これは、当該隊員からの具体的な相談内容を踏まえ、その意向に沿えるよう、十分に内容を吟味し、当該補助金に係る交付要綱を定めたいとの考えからであります。

 

かとう裕太

他の自治体では補助金の交付要綱を定めて交付しているところもありましたので、私も香取市の交付要綱を探していたのですが、見つからずに心配していました。そういった考えがあって、まだ交付要綱を定めていない、ということは理解いたしましたので、今後補助金を活用される方がいらっしゃった場合には、要望等に柔軟に応えられるようなかたちで交付要綱を定めていただきたいと思います。

それでは、その他、香取市として起業や就業、就農、事業承継等のサポートについては、どのように考えているでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

任期終了後の定住・定着に向けた起業等のサポートにつきましては、現在、任期中の隊員活動の全般をサポートする支援業務を民間団体等へ外部委託することで、当団体の業務や取組等を媒介とし、隊員の意向を踏まえながら、幅広い人間関係を構築する機会づくりにつなるものと考えております。

 

当該人間関係をもとに、任期終了後において、自身の暮らしに資する働く場等が確保できるよう、引き続き、隊員の意向を伺いながら、有意義な活動や定住に向けた取組を支援して参りたいと思います。

 

かとう裕太

みなさんがそれぞれ活躍できるようなサポートを市としても行っていっていただきたいと思います。

 

次に、今後の活用について、伺います。

これまでの隊員のみなさんの活動も踏まえて、今後も香取市ではいろいろな分野において地域おこし協力隊の制度を活用していくことになるのではないかと思います。その際には、応募をしていただく前に、香取市について知っていただく機会をつくるための、おためし地域おこし協力隊という制度もあり、2月23日から25日の日程で第2回目のおためし地域おこし協力隊が開催されたと思います。いろいろなミスマッチを防ぐためにも、こういった制度は活用していくといいのではないかと考えます。

そこで、伺います。第1回、第2回のおためし地域おこし協力隊の開催について、どのように評価されているでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

おためし地域おこし協力隊については、総務省の地域おこし協力隊推進要綱に定められた、地域おこし協力隊として活動する前に、一定期間、地域協力活動を体験し、受入地域とのマッチングを図る取組で、香取市では、第1回目を昨年8月に実施し、6名の参加がありました。

 

また、第2回目は、先週、2月23日から3日間の日程で実施し、7名の参加がありました。

 

本プログラム終了時に参加者へ行ったアンケートでは、「香取市の協力隊員になりたい」「香取市に試しに住んでみたい」など、好評であったことから、当プログラムを通じて、参加者一人ひとりに対し、香取市の魅力を率直に伝えることができたと感じており、協力隊員の誘因及び、移住・定住施策を推進する観点から、効果のある取組の一つと評価しております。

 

かとう裕太

参加者からは好評だったということですが、おためし地域おこし協力隊を今後にどのようにつなげていくのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

おためし地域おこし協力隊については、参加者自身が、直接、香取市を見て・感じて・考えるなど、より深く、リアルに地域を感じていただき、香取市の魅力や地域おこし協力隊への興味・関心を高めていただく場になればとの思いから開催しておりますので、まずは、香取市を知り、良い印象を残してもらい、再度訪れていただく機会へとつなげることや、状況に応じ、香取市の魅力を広く情報発信していただくなど、少なくとも、香取市の関係人口となっていただけるよう、引き続き、魅力的なプログラムを企画して参りたいと考えております。

 

かとう裕太

おためし地域おこし協力隊の活用も含めて、今後も地域おこし協力隊の活用は継続して行われていくと思いますが、香取市としては地域おこし協力隊の制度をどのように活用していく予定でしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

現在活動中の隊員において、自由な発想による様々な地域おこし活動や地域協力活動を行う状況は、支援事業者を含め、関係者の方々から、一定の評価を得ております。

 

したがいまして、今後、新たな隊員の募集を行うにあたり、これまでの分野にこだわらず、活用すべき幅広い業務やテーマ等を検討する必要があると考えております。

 

特に、農業や商業等の地域産業における事業承継への対応など、その具体的な取組の一つとして、隊員の助力による手立てが大きく作用し、十分な効果として、実績を重ねることにつながるのではないかと考えます。

 

また、任期後の移住・定住につながりやすい委嘱内容の検討も重要な点と考えており、引き続き、行動力があり、意欲的な人材を確保できるよう、当事業の充実に努めてまりたいと存じます。

 

かとう裕太

事業承継の問題については、すぐにでも対応が必要な問題だと考えますので、そこに地域おこし協力隊の制度が活用できるようになれば、問題解決の糸口が見えてくるのではないかと思います。

そういったところも含めて、今後も制度を活用していっていただきたいと思います。

 

次に、4点目の、市民のみなさんへの情報の公開・情報提供・広報について、伺います。

 

LINEの活用について、ですが、LINEの公式アカウントの活用については、これまでも私の一般質問で触れ、令和元年6月定例会では大阪府四條畷市の道路等の破損等を発見した市民の方から市へLINEでお知らせしてもらうシステムの活用や、令和3年6月定例会では、千葉市の、市が保有する住民情報を活用し、通知を希望した各制度の受給対象者となる可能性のある方に対して、LINEのメッセージで個別にお知らせを送る、あなたが使える制度お知らせサービス(略称:ForYou)のようなシステムについてご紹介させていただきました。

 

こういったシステムが導入できれば、市民のみなさんの利便性が向上しますし、総体的に見ると職員のみなさんの負担も軽減できると考えます。また、それほど費用もかけずに実現ができると思いますので、導入をしてみてもいいのではないかと考えます。

 

そこで、伺います。LINE公式アカウントを活用して、これらのようなもう一歩進んだ活用の仕方もしていく必要があると考えますが、香取市としてはどのように考えているのでしょうか

 

宮﨑秀行経営企画部長

現在、市民等多くの皆様に香取市のLINEアカウントを知っていただき、手軽にご活用いただけるよう、スモールスタートの運用開始としております。

 

今後の活用につきましては、まず、利用者の質問等に対し、24時間いつでも正しい情報提供を行う観点から、自動回答で画面に表示する「AIチャットボット」の導入を予定しており、必要に応じ、カスタマイズ等を行ってまいります。

 

かとう裕太

最初はスモールスタートということで、理解しますが、LINEであれば市と市民のみなさんとの双方向の情報のやり取りであるとか、プッシュ型での即時の情報伝達なども可能ですので、今後さらに市民のみなさんにとって便利になるように、一歩踏み込んだLINEの活用をしていっていただきたいと思います。

今回LINE公式アカウントを新たに開設した背景には、これまでのSNSの運用等に課題があったという側面もあるのかなと思いますが、いかがでしょうか。

 

宮﨑秀行経営企画部長

各課等で運用しているSNSは、その導入意図及び運用ルールや統制を各課等で取り決めており、一部、市のソーシャルメディア運用ポリシー等に基づく運用ができていない面があります。

 

そのため、現在、広報・広聴担当において、SNSの導入及び運用を統括する観点に立ち、必要なルール等を集約・調整するなど、市としての一体感のある発信及び運用に努めることとしております。

 

なお、別途、開設したLINEにつきましては、市として、いち早く情報を届けるための新たな情報発信ツールとなりますので、他のSNSと同様、運用ルールを明確にしつつ、利用者が必要とする有効なツールの一つとして広く定着するよう、例えば、双方向による情報のやり取りや的確な伝達手法の適用等を含め、効果的な運用に努めてまいりたいと存じます。

 

かとう裕太

LINEをはじめ、SNSについては、効果的な活用ができれば大きな効果が得られるものだと思います。その一方で、適切に運用ができないと、市にとってマイナスになるケースが発生してしまう可能性もあると考えますので、有効に活用していっていただきたいと思います。

 

次に、5点目の、新型コロナウイルス感染症対策について、伺います。今後の感染症対策と市内医療機関の体制について、ですが、感染症対策については、市民のみなさんの生命や身体に関わることだと思いますので、独自の方針を香取市としてとっていくこともできるのではないかと考えます。3月13日からは、感染症対策としてのマスクの着脱も個人の判断に委ねられますが、例えば、感染症流行時期に香取市が開催するイベントで、混雑の発生が想定される場合にはマスクの着用を求める、といったことも考えられると思います。

そこで、伺います。香取市としては、そういった方針をとることは検討されていないでしょうか

 

増田正記福祉健康部長

新たな感染症対策については、今後、国から方針が示される予定であり、方針に基づいた対策を講じていくこととなりますが、感染が地域的に急拡大する場面等も想定されます。

 

そのような時は、変動する場面の特性に応じた地域での対策を図るべく検証していく必要があると考えております。

 

かとう裕太

国の方針がまだ示されていないので検討はこれからとなると思いますが、柔軟に対応できるよう検討していただければと思います。

 

これから5類に移行することで、医療機関の状況も変わってくることが考えられます。高度な医療を提供する病院等では、これまで新型コロナウイルス患者のための病床を一定数確保していましたが、5類に移行されることで、確保していた病床を縮小し、本来の機能のひとつである新型コロナウイルス感染症患者以外の重い病気の患者の治療に重点を置くことになり、新型コロナウイルスに対応できるキャパシティが小さくなっていくことも懸念されています。

5類になったからといって、ウイルスの特性は変わりませんので、これまで診療していなかった医療機関ですぐに新型コロナウイルスの診療ができる体制が整うということは考えづらく、感染者が急増した場合、なかなか医療機関を受診できないケースが出てくることも考えられます。

そこで、伺います。5類に移行後、香取市内の医療機関の新型コロナウイルス感染症に対する体制はどのようになっていく予定でしょうか。新型コロナウイルス感染症の診療をやめる医療機関などはでてこないでしょうか

 

増田正記福祉健康部長

受診を要する発熱や新型コロナウイルス感染症と思われる症状のある方については、これまでも、かかりつけ医や県指定の発熱外来などに電話相談し、受診することとなっており、各医療機関において実際に診療対応が行われてきたことから、5類に変更後も市民にとってはこれまでと変わらない受診方法により、医療提供体制が大きく変わることはないものと考えております。

 

かとう裕太

これまでと大きくは変わらないかたちで医療が提供されるのであれば、大きな問題はないと思いますが、これから先のウイルスの変異や感染症との向き合い方の変化等によっては、感染が急拡大し、以前のような、なかなか医療機関を受診できない状況も発生する可能性もあると考えます。安定して医療が提供されるような体制の整備を香取市としても行っていく必要があると考えます。

そこで、伺います。市内医療機関の新型コロナウイルス感染症に対応する体制を整えるために、香取市としてはどういった対策をとっていく予定でしょうか

 

増田正記福祉健康部長

継続的な医療提供体制確保策の一つとして、令和5年度事業予算に妊婦・子どもインフルエンザ予防接種の助成費用を計上しました。

 

これにより、インフルエンザとの同時流行による医療機関の混乱等を避けることができるものと見込まれます。

 

今後は引き続き、身近なかかりつけ医の重要性についての意識を高められるよう市民に向け周知し、また、国から示される方針に基づき、香取郡市医師会等と連携、協議の上、医療提供体制の確保を図ってまいります。

 

かとう裕太

香取郡市医師会のみなさんをはじめ、関係各所との連携をとっていただいて、確りと医療提供体制を整えていっていただきたいと思います。

 

今回は、子育て世代の負担軽減、みんなの賑わい交流拠点コンパス、地域おこし協力隊、LINEをはじめとしたSNSの活用、新型コロナウイルス感染症対策の5点について伺いました。

 

子育て世代の負担軽減については、経済的な面や手続きなどの面など、いろいろな観点から引き続き取り組んでいっていただくよう、お願いいたします。

 

コンパスについては、施設ができてもみなさんに活用されなければもったいないことになってしまいますので、指定管理者等との連携を深めて、施設の情報発信等を強化していっていただくよう、お願いいたします。

 

地域おこし協力隊については、任期満了を迎えられる方や、退任された方もいらっしゃるタイミングですので、市としても確りと総括をしつつ、隊員のみなさんが活動で得たものを、これから活動される隊員のみなさんに確りと引き継いでいけるような体制の整備をお願いいたします。

 

LINEをはじめとしたSNSの活用については、これからさらに拡大されていくのだと思いますが、先進的な事例が各自治体で出てきていますので、そういったものを取り入れながら、市民のみなさんが便利になったり、市のことをさらに深く知っていただくための機会の提供になったりするような活用をお願いいたします。

 

新型コロナウイルス感染症対策については、これから出される国や県等の方針を注視しながら、みなさんの生命や身体を確りと守ることができるような対策の検討と体制の整備をお願いいたしまして、私の一般質問を終えます。ありがとうございました。

 

 

 

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