9月27日木曜日から、千葉交通の高速バス、銚子~東京駅・浜松町線の時刻などが改正されます。
利用される方は時刻表が少し変わったりしているかもしれませんので、新しい時刻表を確認するようにしていただきたいと思います。
http://www.chibakotsu.co.jp/kousoku/pdf/tm_chosi_new.pdf
9月27日木曜日からの千葉交通高速バスの変更点は?
- 「小見川駅」停留所新設(運賃:大人2,050円、小人1,030円)
- 酒々井プレミアムアウトレット乗入れ便が増える
- 発酵の里こうざき&佐原駅北口経由便が増える
- 旭ルートの一部停留所の時刻表変更
とのことです。
http://www.chibakotsu.co.jp/pdf/information/20180927.pdf
バスの便数自体に変更はないようですが、経由する停留所(バス停)が変更になりますので、神崎の道の駅発酵の里こうざきや佐原駅北口のバス停を利用する方にとっては便利になるのではないかと思います。
香取市民は市外への交通の不便さに不満を持っている
香取市が行っている市民への意識調査などを見ていると、市内の住みにくさの理由で結構上位に市外への公共交通が不便だということが挙がってきます。
そこで、香取市では第2次総合計画で「高速バスを基幹とした都市間公共交通の利便性向上」や、「鉄道の利便性向上」を掲げて、
- 佐原駅北口や小見川駅のバスターミナルの整備
- 東京以外への路線の可能性の検討
- 鉄道のダイヤ改正の要望
- 駅舎の老朽化対策・バリアフリー化
を進めるとしています(第2次総合計画140ページ)。
これを受けて平成30年の6月議会では、佐原駅北口のバスターミナルの設計業務委託料5,275万6千円を一般会計補正予算として計上し、議会は全会一致で可決しています(議会便り2ページ)。
https://www.city.katori.lg.jp/gikai/gikaidayori_h30.files/300801_p02_03.pdf
これに対しては質問も出ていまして、
「設計業務委託料が高額な理由は?」という質問に対し、
「主な経費の内訳は、バスターミナル設計費として2,548万4千円、駐輪場追い切設計費として306万円、跨線橋(こせんきょう)の一部改修設計費として1,528万4千円等となっています。」
と回答されています。
「高額な理由は?」という質問に回答していないのではないのかな、結構高額な事業だけど、この回答に納得して全会一致で可決してしまって大丈夫なのかな、と少し不安に思いました。
また、バスターミナルがきれいになるのはうれしいですが、バスターミナルの整備と都市間交通の利便性の向上とが本当につながるのかなと疑問を持ってしまいました。
バスターミナルがきれいになってもバスの本数が増えるわけではないでしょうし、便利な時間帯にバスが来るようになるわけでもないと思います。
利便性の向上を目指すのであれば、関鉄バスの高速バスを含めたバス・鉄道の増便や、時刻表の改正などの方が直接利便性の向上につながると思うのですが…。
ちょっとそのあたりは聞いてみないとよくわからないなと感じました。
人や物の行き来が活発になることは、まちに活気をもたらすためには重要なことになってくると思いますので、今後も引き続き公共交通の利便性の向上には力を入れてもらいたいですね。