みなさんこんばんは。香取市議会議員の、かとう裕太です。
2022年7月26日、成田国際空港対策特別委員会が開催されました。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今回は香取市役所に成田国際空港株式会社のみなさんをお招きして、説明を受けました。
今回は、成田空港の現状と更なる機能強化の進捗状況について、説明を受け、その後質疑をいたしました。
新型コロナウイルス感染症は、成田空港に大きな影響を与え、現在も旅客数については、以前の水準まで戻っていない状況です。
2022年のゴールデンウィークは、3年ぶりに行動制限のない連休となったこともあり、5月の国内線はコロナ以前の約82%まで回復したということですが、国際線の方は5月も以前の20%程度にとどまっているということです。
そういった中でも、2021年の成田空港の貨物の取り扱いは、259.1万トンとなり、開港以来取扱最高値となったということです。
背景には、海運のコンテナ不足や港湾労働者の不足、自動車の部分品やプラスチック、半導体等製造装置などの荷動きが好調だったこと、医療関連物資の輸送需要などがあったようで、2022年も同水準の実績となっているということです。
また、成田空港は3本目の滑走路あるC滑走路の新設や、B滑走路の北側への1,000m延伸、夜間飛行制限の変更などの機能強化に向けて動き出しています。
現在は用地取得を進めつつ、埋蔵文化財調査や物件調査などの各種調査を実施しており、2029年3月完成を目標に進めているということです。
成田空港の機能強化により、さらに便利な空港になるとともに、成田空港全体で約7万人の雇用が創出される想定だということです。
かとう裕太は成田空港の貨物取扱の急増への対応や、今後の貨物需要の想定、貨物取扱が成田国際空港株式会社の経営に与えるインパクトなどを質疑において質問し、最後に他の国際空港の事例に触れながら、開港から44年を迎えた成田空港の今後の姿について、要望をいたしました。