みなさんこんばんは。千葉県議会議員(香取市・香取郡神崎町・香取郡多古町選出)の、かとう裕太(加藤裕太)です。
2026年1月19日、千葉県議会港湾整備振興推進議員連盟の視察として、千葉港千葉中央地区複合一貫輸送ターミナル整備事業、千葉港海岸船橋地区千葉港海岸直轄海岸保全施設整備事業、東京ゲートブリッジ、東京港中央防波堤外側コンテナ埠頭を視察いたしました。
千葉県内の2事業は国の直轄事業として整備が進められています。
千葉港は、2023年の貨物取扱量が約1億2,624万トンと、名古屋港に次いで全国第2位を誇る日本有数の港湾です。貿易額も全国上位に位置し、「国際拠点港湾」として、成田空港と並ぶ日本の玄関口の一つとなっています。
千葉港は、戦後復興期に京浜工業地帯への工場集中を防ぐために造成された京葉工業地域と一体となって発展してきました。製鉄所や発電所などの立地を背景に港湾区域は拡大し、現在では港湾区域面積約24,800ヘクタールと全国最大規模を誇ります。
一方で、企業専用の「企業岸壁」を中心に発展してきた経緯から、公共岸壁でのコンテナ取扱量は全国的に見ると多くはなく、今後の機能強化が課題とされてきました。
千葉港千葉中央地区
今回視察した千葉港千葉中央地区・出洲埠頭D岸壁は、近年進むモーダルシフトによる海上輸送需要の増加を背景に整備が進められている重要な拠点です。
本地区は、RORO船の大型化に対応するとともに、大規模地震に備えた耐震性能を備えた「複合一貫輸送ターミナル」として整備されています。
岸壁改良、泊地の浚渫、防波堤整備により、荷役の効率化と安全性の向上が図られ、災害時にも機能を維持できる物流拠点となります。
東京港の混雑が課題となる中で、千葉港が果たす役割は今後ますます大きくなっていくと感じました。
千葉港海岸船橋地区
次に視察した千葉港海岸船橋地区は、都市機能や人口が集中するゼロメートル地帯に位置しています。
高潮などの災害が発生した場合、生活や経済活動への影響は甚大であり、海岸保全施設の整備は喫緊の課題です。
令和4年度より国の直轄事業として整備が進められています。
東京ゲートブリッジ
続いて視察した東京ゲートブリッジ(東京都江東区)は、中央防波堤外側埋立地と若洲地区を結ぶトラス橋として、2012年に開通しました。
主要幹線道路へのアクセス向上により、物流の効率化や港内交通渋滞の緩和に大きく貢献しています。
一般道路であるため通行料は不要で、歩行者も橋を渡ることができるなど、港湾インフラでありながら開かれた存在でもあります。
東京港 中央防波堤外側コンテナ埠頭
東京港中央防波堤外側コンテナ埠頭は、東京港で最も新しいコンテナ埠頭です。
東京港は、首都圏約4,000万人の背後圏を抱える国際戦略港湾であり、コンテナ取扱量は全国1位(約470万TEU)を誇ります。
一方で、取扱量の集中による混雑が課題となってきました。これを解消するため、外貿コンテナターミナルY1(平成29年)、Y2(令和2年)が整備され、さらにY3(令和10年供用開始予定)の整備が進められるなど、処理能力の向上が図られています。
実際に千葉港と東京港を視察させていただいて感じたのは、東京港の混雑が常態化しているため、比較的空いている千葉港へのシフトを加速化させるための整備を進めていく必要があるということです。
東京港の視察先へ伺う際に、東京港が近づくにつれ、トラックが増えてきて渋滞が発生しており、視察先に到着した後も、絶え間なくトラックが出入りする様子を見ていると、東京港はかなり混雑しているな、という印象でした。
先日の読売新聞さんの記事にもありましたが、東京港の混雑を避けるために千葉港を利用する事例も出てきたため、そういった需要をしっかりと取り込めるように、千葉港の整備を進めていく必要があると感じました。
