みなさんこんばんは。千葉県議会議員(香取市・香取郡神崎町・香取郡多古町選出)の、かとう裕太(加藤裕太)です。
令和8年6月定例県議会で行った一般質問の内容をまとめた、「かとう裕太県議会リポート令和8年6月定例千葉県議会一般質問報告号」が完成いたしました。
https://www.chiba-jimin.jp/sites/default/files/2606_kato_yuta.pdf
いつものかとう裕太新聞とは少し違った感じですが、こういったかたちでも、県政報告をしてまいりたいと思います。
今回は、成田空港を核とした産業拠点形成、香取市本宿耕地地区における重点促進区域、産業インフラの確保、香取地域の文化財の保存・継承、「発酵県ちば」のPR、香取地域における消費生活相談の広域連携などについて掲載しています。
お手に取ってお読みいただけたら幸いです。
以下に、「かとう裕太県議会リポート令和8年6月定例千葉県議会一般質問報告号」の内容を掲載します。
6月定例県議会一般質問
香取市・神崎町・多古町の補欠選挙で当選し、このほど、自民会派入りしたかとう裕太県議は、6月定例県議会で一般質問に臨み、成田空港を核とした産業拠点形成などについて、熊谷知事ら県執行部に聞きました。
道の駅・水の郷さわらに近い香取市本宿耕地地区について、農地転用で特例措置を受けることができる重点促進区域設定に国が同意、同地域への観光施設整備構想の実現へ大きく前進することになりました。
観光の重点促進区域に
香取市本宿耕地地区 農地転用で特例措置
かとう裕太
「成田空港第2の開港プロジェクト」を踏まえ、道の駅・水の郷さわら周辺などにおける観光拠点形成や、空港を核とした産業集積にどう取り組んでいくのか。
知事
第2の開港プロジェクトにより、空港を起点とするヒト・モノの流れが大きく拡大することが期待されることから、県では、空港周辺9市町において、成田空港の特徴や強みを生かせる観光や航空宇宙産業など6つの産業について投資促進を図ることとしています。
このうち、香取市本宿耕地地区について、水の郷さわらに近接する地域特性を踏まえ、香取市とともに、観光分野での地域未来投資促進法の活用に係る国との調整を進めてまいりました。
その結果、今月、当該地区において農地転用等の特例措置が活用できる重点促進区域を設定することについて、成田空港周辺市町において物流以外初となる国の同意を得たところであり、今後も、香取市と連携のうえ、土地利用調整に係る取組を進めてまいります。
また、空港周辺地域における産業拠点の形成に向け、民間企業へのアプローチを積極的に進めつつ、国・関係市町と連携した取組を進めてまいります。
要望
かとう裕太
道の駅・水の郷さわらに隣接する本宿耕地地区での観光拠点施設整備の動きは、佐原地区の発展に向けた核となる取組であると認識している。
今回の重点促進区域の設定により、法令に基づく所要の手続きを経ることで、農地転用等の特例措置の活用が可能となるため、地域の発展の実現に向けた大きな一歩になるものと考える。
引き続き、県としても香取市の取組をしっかりと支援していただきたいと思う。
用地や道路、産業用の水
産業インフラ確保を
かとう裕太
空港周辺市町での企業誘致に向けては、産業インフラの確保に係る取組も重要と考えるがどうか。
総合企画部長
企業誘致を実現するためには、産業用地の確保に加えて、道路や産業用の水など、産業インフラを確保するための取組も重要です。
このため、今年度、県では、地下水採取規制のない空港周辺市町を対象に、地下水の利用可能量を把握するための試掘調査に対する補助事業を立ち上げ、4月には、香取市など2市に対し、補助金の交付を決定したところです。
引き続き、周辺での産業拠点形成に向けて、様々な取組を推進してまいります。
要望
かとう裕太
成田空港を核とした産業拠点形成について、企業誘致や産業集積のためには、用地の確保を進めるとともに、周辺のインフラの整備を推進することが大変重要だと考えるが、個々の市町だけでは、対応するには限界があるところも大きいと感じている。
今回の地下水調査への補助金交付決定について、大変ありがたいことだと思う。
県においては、引き続き、国や関係市町と連携しながら、産業用のインフラ確保や土地利用調整、民間企業へのアプローチを一体的に進め、成田空港の更なる機能強化の効果を、香取地域をはじめとする空港周辺地域の発展にしっかりとつなげていただくよう要望する。
また、成田空港周辺市町において物流以外初となる国の同意を得た香取市本宿耕地地区の重点促進区域について、その整備に向けた取組を県としても力強く支援いただくことを要望する。
数多い香取地域の文化財
保存・継承への支援要望
かとう裕太
香取地域には、歴史的・文化的価値の高い文化財が数多く存在している。これらは、香取地域の財産であるとともに、千葉県全体、さらには、国民の皆さんの貴重な財産でもある。
こうした文化財を、適切に保存し、確実に次の世代に継承していくことはもちろん、地域の歴史や文化を学ぶ機会、観光や地域振興につながる資源としても適切に活用し、価値や魅力を広く発信していくことが重要だと考える。
そこで伺うが、香取地域の文化財の保存と活用について、県教育委員会ではどのように取り組んでいるのか。
教育長
香取地域には、このたび重要文化財となる見込みの「香取神宮文書」のほか、すでに指定されている香取神宮本殿・楼門や、国宝である伊能忠敬関係資料など、貴重な文化財が数多く残されています。
このため県教育委員会では、指定文化財の保存整備に対して継続的に助成するほか、民間企業と連携した、日本遺産「北総四都市江戸紀行」のモニターツアー等を通じて、観光資源としての活用も進めています。
今後とも香取地域の文化財の継承に向け、所有者に対して支援するとともに、地域振興にもつなげられるよう取り組んでまいります。
要望
かとう裕太
今後も、文化財の保存・継承に向けた支援をしっかりと行うとともに、県立博物館等を活用した企画展示や情報発信、市町村や関係団体と連携した観光・地域振興への活用にも、積極的に取り組んでいただきたい。
伝統行事の魅力発信
県立中央博物館 大勢の来館者
かとう裕太
県立中央博物館では、今年度開催した「式年神幸祭記念香取神宮展」のように、今後も県内の伝統行事を取り上げ、地域の魅力を発信していくべきと考えるがどうか。
スポーツ・文化局長
県内に数多く存在する伝統行事は、地域の自然と歴史、文化等を次世代へ継承する大切な役割を担うとともに、地域振興につながる文化資源としても大きな価値を有するものです。
中央博物館では、常設展示やデジタルミュージアムで、地域の伝統行事を紹介しているほか、本年3月から5月には、「式年神幸祭記念香取神宮展」を開催し、神幸祭や香取神宮と周辺地域の歴史等を紹介するとともに、国重要文化財指定の答申を受けた「香取神宮文書」などを展示し、約2万人の来館がありました。
今後とも、県民が郷土愛や誇りを感じられるとともに、地域振興にもつなげられるよう、県内各地の伝統行事をわかりやすく取り上げ、地域の魅力を発信してまいります。
要望
かとう裕太
県立博物館等を活用した企画展示や情報発信、市町村や関係団体と連携した観光・地域振興への活用にも、積極的に取り組んでいただくよう要望する。
発酵県ちばをPR
成田市でグルメフェスイベント
かとう裕太
「発酵県ちば」について、今年度開催する発酵グルメフェスイベントなどで、どのようにPRに取り組んでいくのか。
知事
県では、今年度、「発酵県ちば」の魅力を、グルメを通じてより多くの方に知っていただこうと考えており、本年9月に成田市内において「発酵グルメフェスイベント」を開催する予定です。
イベントについては、大阪・関西万博で好評を博した白みりんかき氷をはじめ、県産の発酵食品を使用したグルメや日本酒などを提供するブースの出展、発酵を楽しく学ぶワークショップの実施など、幅広い世代の方に発酵の魅力を体感いただけるよう企画をしています。
さらに、先日開催された県民の日中央行事のほか、来年3月に神崎町で開催される全国発酵食品サミット等の県内イベントや、県外の発酵食関連イベントにブース出展を行うなど、市町村や事業者と連携をしながら、「発酵県ちば」を広くPRできるよう取り組んでまいります。
要望
かとう裕太
市町村や事業者と連携をしながら、千葉県の発酵の魅力を県内だけでなく全国に広げていっていただくことを要望する。
今年度も醤油フェア開催
かとう裕太
本県を代表する発酵食品である醤油を活用して、どのように「発酵県ちば」をPRしていくのか。
農林水産部長
昨年度、本県が生産量全国一位を誇る醤油と新鮮な県産農林水産物を使った「ちばの醤油グルメフェア」を初めて開催したところ、県内338の施設から、和食、洋食、中華、デザートと様々なメニューを提供いただき、多くの方に楽しんでいただきました。
そこで、今年度もフェアを開催し、醤油を用いた料理を通じて県産食材の魅力を発信するほか、各種イベントへの出展や、地域と連携した主要生産地ならではの醤油を活用したご当地グルメの開発に取り組み、「発酵県ちば」の認知度向上を図ってまいります。
4市町連携し
消費生活相談 香取地域
かとう裕太
香取地域における消費生活相談業務に係る広域連携について、県はどのような効果を期待しているのか。
環境生活部長
消費者トラブルの相談件数が増加し、その内容が複雑・多様化する中、住民が身近な地域で気軽に相談できる体制の確保が重要である一方、相談員の確保が困難な自治体もあることから、こうした課題に対応するため、自治体間の広域的な連携が有効であると考えています。
香取地域では、従前から香取市及び東庄町が協定に基づき連携して相談業務を実施していたところですが、神崎町及び多古町においても相談体制の一層の充実を図るため、県として運営体制等に関する4市町の協議を促した結果、既存の広域連携の枠組みを拡大した新たな協定が締結されました。
この協定により、香取地域全体で相談機能が集約され、専門的な相談体制が確保されたところであり、今後は、相談対応を通じたノウハウの蓄積により、専門性の更なる向上が図られるものと考えています。
要望
かとう裕太
消費生活相談業務に限らず、持続可能な行政サービスの提供に向けた広域連携を積極的に進めていただくよう要望する。
成田空港の「第2の開港」を、香取地域の発展につなげるために
成田空港の更なる機能強化によって、これから空港周辺ではヒト・モノの流れが大きく変化していきます。
重要なのは、その効果を空港だけにとどめることなく、香取市、神崎町、多古町をはじめとする周辺地域の具体的な発展につなげていくことです。
今回、香取市本宿耕地地区について、成田空港周辺市町では物流以外で初となる重点促進区域設定への国の同意が得られたことは、そのための大きな一歩です。
一方、企業誘致や産業集積を実現するには、産業用地だけでなく、道路や産業用水などのインフラ整備も欠かせません。
また、香取地域には、香取神宮や伊能忠敬関係資料をはじめとする多くの文化財、発酵文化など、長い歴史の中で受け継がれてきた大切な地域資源があります。
こうした地域の強みを守り、次の世代へ受け継ぐとともに、観光や地域振興、産業振興へとつなげていくことも重要です。
これからも、地域の皆様からいただく声を県政に届け、香取地域の可能性を具体的な施策につなげられるよう取り組んでまいります。


