かとう裕太新聞第28号令和6年3月香取市議会定例会報告号が完成しました 5月12日に折込予定

かとう裕太新聞第28号令和6年3月香取市議会定例会報告号かとう裕太

みなさんこんばんは。香取市議会議員の、かとう裕太です。

 

かとう裕太新聞第28号令和6年3月香取市議会定例会報告号が完成しました。

 

かとう裕太新聞第28号では、3月定例会で審議されたことや、これからのこと、かとう裕太の一般質問などをまとめています。

 

かとう裕太新聞では一般質問の一部をご紹介していますが、一般質問の全文はブログの記事で公開していますので、ご覧ください。

かとう裕太の一般質問全文 令和6年3月香取市議会定例会−コンパス・農産物輸出・道路維持・市長の政治資金規正法違反
2024年3月6日、令和6年3月香取市議会定例会において、かとう裕太は全体の5番目で登壇して一般質問を行いました。 今回は、コンパス・農産物輸出・道路維持・市長の政治資金規正法違反について伺いました。 いつものように、かとう裕太の一般質問の全文を掲載いたします。

 

かとう裕太新聞第28号令和6年3月香取市議会定例会報告号

 

かとう裕太新聞第28号令和6年3月香取市議会定例会報告号 かとう裕太新聞第28号令和6年3月香取市議会定例会報告号2

 

かとう裕太新聞第28号も、いつも通り香取市内全域に新聞折込される予定ですので、お手にとっていただければ幸いです。

 

過去に発行した、かとう裕太新聞の全ての号はこちらからご覧ください。

かとう裕太新聞バックナンバー
かとう裕太新聞のバックナンバーはこちらからお読みいただけます。香取市議会議員のかとう裕太が政治や政策についてできる限りわかりやすくまとめてみた新聞です。佐原駅、大戸駅、香取駅、水郷駅、小見川駅、十二橋駅など、香取市内でお配りしています。

 

かとう裕太新聞28号令和6年3月定例会議会報告

令和6年3月香取市議会定例会が2024年2月26日から3月22日まで開催され、39件の議案、1件の諮問について審議されました。

 

3月議会では香取市の令和6年度歳入歳出予算が審議され、一般会計が365億6,000万円(前年度比4.3%増)、全体で651億4,990万3,000円(同1.9%増)の予算が成立しました。

 

かとう裕太は本会議場で3月6日に一般質問を行い、伊藤友則市長の政治資金規正法違反を追及しました。また、総務政策常任委員会に副委員長として出席し、質疑をいたしました。

 

その他、予算審査特別委員会、生活経済建設常任委員会を傍聴し、議案の詳細や事業の全体像を把握することに努めました。

 

今回のかとう裕太新聞では3月議会の報告をいたします。

 

 

令和6年度香取市歳入歳出予算が成立

 

令和6年度香取市歳入歳出予算が成立し、一般会計予算は365億6,000万円、前年度より15億2,000万円、4.3%の増となっています。

 

歳入では、市民税が3億6,679万9,000円減。固定資産税が1億1,600万6,000円減などとなっています。

 

歳出では、庁舎改修や乗合タクシー運行事業費増により総務費が4億7,006万4,000円増。保育運営委託費や障害者自立支援給付費、児童手当の増等により民生費が5億8,382万6,000円増。産科クリニック誘致奨励金や水道事業会計への高料金対策補助金の増により衛生費が1億9,598万5,000円増となりました。

 

引き続き財政の効率化を求めて参ります。

 

伊藤友則市長の政治資金規正法違反を追及

 

一般質問で伊藤友則市長の政治資金規正法違反を追及しました。問題点は2つあり、1点目は政治資金収支報告書の支出の不記載、2点目は収入の不記載(裏金・脱税疑惑)です。

特に収入については、政治家が個人献金などの寄附を受けた場合、政治資金収支報告書への記載が必要ですが、市長は市長選挙の年に寄附を受けたのにもかかわらず、報告書へ記載を全くしていませんでした。記載していない分の寄附は、いわゆる裏金になってしまっています。また、そのお金は確定申告等もされていないということなので、脱税とされる可能性もあります。収支報告書への不記載には罰則があり、公民権停止の可能性もある重大な違反です。

伊藤友則市長は、政治資金規正法違反になることも、罰則があることも認識しながら報告書に記載をしなかったことを認めています。

今後も追及を継続して参ります。

 

3月議会で決まったこと・これからのこと

省エネ家電製品買換補助金が開始

香取市民が、要件をみたしたテレビ、エアコン、冷蔵庫、LED照明の4種類の家電を買い換えた場合、申請をすると本体価格の30%、

5万円を上限として補助金が支給されます。

 

空家家財道具等処分等補助金

空き家バンク制度を利用する空き家の家財処分等やハウスクリーニングについて、対象経費の2分の1、最大10万円が補助されます。

 

危険空家除却工事補助金

放置すると倒壊等著しく危険となるおそれがある特定空家等の除去について、補助対象工事費の2分の1、最大50万円が補助されます。

 

住宅用設備等脱炭素化補助金拡充

窓の断熱改修が新規で追加され、補助対象経費の4分の1、上限8万円が助成されます。

 

市内公共交通が再編

ドライバー不足等により、市内の路線バス、循環バスの再編が行われる予定です。それに合わせて、利用者の予約に応じて運行されるデマンド交通の実証運行が予定されています。

 

帯状疱疹予防接種費用の一部助成

帯状疱疹の発症や重症化を予防することができるワクチンの接種費用が一部助成されます。接種が1回の生ワクチンは助成額2,000円を1回分、接種が2回の不活化ワクチンは1回の助成額5,000円を2回分助成されます。

 

産婦人科施設誘致のための奨励金増額

施設整備と地盤対策の奨励金の上限が1億3,000万円、6,000万円に引き上げられました。

 

旧山田学校給食センターを無償貸付

スケートボード場が整備される予定です。

 

Topics

香取市の公共交通について提言

令和5年度に総務政策常任委員会で行ってきた、公共交通に関する所管事務調査について、3月定例会最終日に議会に報告するとともに、香取市に対し提言を行いました。

 

内容としては、委員会としても京都府京丹後市や兵庫県養父市への行政視察で学んだライドシェアの導入や、公共交通の抜本的な見直し、ドライバー確保策の実施、香取市デマンド交通の全市展開、AIを活用したデマンド交通導入、移動困難解決のために活動するボランティア支援、MaaSや自動運転の活用など、香取市の公共交通の現状を踏まえた上での対策となっています。

 

提言の内容を受けて香取市は、循環バス等の再編やAIを活用して配車するデマンド交通の市内全域での実証運行を実施する方向へ動き出しました。

 

令和6年度も別のテーマで所管事務調査を行う予定ですので、副委員長として香取市が少しでもよい方向へ進めるよう、調査を行い、アイディアをまとめ、提言して参ります。

 

かとう裕太の一般質問・意見

1.みんなの賑わい交流拠点コンパス

いきいきひろばの年齢制限について

コンパス2階のいきいきひろばについて、利用者から年齢制限の下限をなくしてほしい、というご意見をよくいただきます。現在は満3歳から小学2年生という年齢制限があります。安全性の問題などの理由があっての年齢制限だとは思いますが、柔軟に対応できる場面もあると考えます。

 

Q1.年齢制限の緩和や柔軟な対応は?

A1.安全面を考慮し、現状、対象年齢引き下げは難しいと考えるが、今後の利用状況や利用者や市民の皆さんのご意見等を踏まえ、お子さんの安全を確保しながら、利便性を高めていくため、指定管理者と協議を行い、改善を依頼する。

 

2.農産物の輸出

輸出拡大のための取り組みを

2023年の農林水産物・食品の輸出額は、過去最高の1兆4,547億円となり、2022年比では2.9%、金額でも407億円増加しています。香取市は、成田空港に近い立地を生かして、新鮮な農産物や加工品を輸出することができます。

 

Q2.市内事業者の輸出への取り組み状況は?

A2.JAかとりがマレーシア、シンガポール、タイ、台湾にさつまいもを輸出している。その他、さつまいもや焼き芋、いちごなどを東南アジア全般やドバイ首長国に輸出している事業者もある。主食用米は、市内米穀業者と水稲農家が連携し、輸出していることを把握している。

 

Q3.今後の輸出について市の取り組みは?

A3.国は輸出用米等の生産者へ10aあたり最大40,000円を交付するコメ新市場開拓等促進事業を実施している。市としても水稲生産者及び米穀業者と本事業を推進し、米輸出量の拡大を図りたい。園芸や畜産についても、県の輸出担当である流通販売課やジェトロを通じて販路拡大を図りたい。特にさつまいもについては香取市さつまいも産地強化推進協議会の構成団体等と協議を行い輸出量拡大を図っていく。

 

3.安心安全な道路の整備・維持

LINEによる道路異状の通報アプリの活用

これまでの私の一般質問でも道路の破損箇所等をLINE等のSNSを活用して市民のみなさんから担当課に連絡できるシステムの導入をお願いしてきました。昨年から国土交通省が、LINEによる道路異状の通報アプリを導入し、関東甲信1都8県で利用できるようになっています。

 

Q4.道路異状の通報アプリの利用状況は?

A4.令和5年11月1日正午より関東版の運用が始まったが、市への通報は今のところない。

 

Q5.通報アプリによる通報のメリットは?

A5.位置情報の特定や写真投稿が可能になるため、現場の状況が目に見えて確認できるほか、利用者は24時間通報が可能なのがメリット。

 

Q6.アプリによる通報があった場合の対応は?

A6.24時間通報が可能なことから、県の方針と同様、受信内容に対しては開庁日の開庁時間に対応することとした。緊急を要するものについては電話での通報や警察への通報をお願いしたい。

 

4.政治活動と選挙運動

伊藤市長の政治資金規正法違反

伊藤市長は、令和4年4月の市長選挙の前の2月から4月頃に、市長の政治団体である伊藤友則後援会の政治活動としてビラを作成し、新聞折込等で配布しました。印刷や折込の費用等は政治資金収支報告書に記載する必要がありますが、選挙があった令和4年の公開されている収支報告書を見ると、支出は0円となっています。

また、収入も個人からの寄附などの収入は0円となっています。市長は個人からの寄附を受けたのに報告書に記載しなかったことを認めました。

政治資金規正法では、収支報告書への不記載には5年以下の禁錮または100万円以下の罰金の罰則があり、公民権の停止まであり得るというものになっています。収入については、いただいた寄附を報告書に記載しておらず、「裏金」になってしまっていますし、確定申告などの手続きも行っていないならば「脱税」とされてしまう可能性もあります。

 

Q7.報告書にビラの作成や折込費用の記載は?

A7.もう一つの団体もあったり、支払いが翌年になってしまったこともあった。随時載せていく。

 

Q8.2月〜4月にビラを配布して、支払が翌年?

A8.遅れたが支払っている。

 

Q9.個人からの寄附は受けていないのか?

A9.手元にあるのはあまり覚えていないので今話ができない、出ない。

 

Q10.寄附をいただいた方のお顔や状況は記憶にないのか?

A10.親戚筋とか友人とか覚えている。

 

Q11.そういった寄附も記載が必要なのでは?

A11.その通りだと思う。

 

Q12.不記載には罰則があるのはご存知か?

A12.存じ上げている。

 

Q13.罰則の認識があって載せなかったのか?

A13.認識があったが、当時をよく調べてみたい。

 

Q14.どうして記載しなかったのか?

A14.事務所を急いで返却したり、手伝っていただいた方もお仕事を持っていて、すぐ解散してしまったようなイメージだったので、そのような整理の仕方になったと思う。

 

Q15.報告書の作成・提出は誰が行ったのか?

A15.主に事務方が数字等を記載して提出した。

 

Q16.報告書を市長は確認されなかったのか?

A16.どこまで見たか記憶していないが、一通りは見たと思う。

 

Q17.収入・支出が0円となっている報告書を見て、おかしいとは思わなかったのか?

A17.その時は、そのように感じなかったので、落ちていたと思うので、後で精査したい。

 

Q18.寄附を裏金にしてしまう認識はあったか?

A18.そういった認識ではなく、当時しっかりと対応していなかったと思われるので精査する。

 

Q19.確定申告等には載せたのか?

A19.確定申告には対応していなかったのかもしれないので、これも精査したい。

 

Q20.大きな市の予算を預かっている立場として、こういった会計報告で問題ないと思うか?

A20.しっかりとした報告、収集報告がなされなければならないと思うので、反省しながらしっかりと精査したい。

 

かとう裕太の意見

伊藤市長は裏金・脱税疑惑への説明と対応を

今回は伊藤市長の政治資金規正法違反、裏金・脱税疑惑について追及しました。市長の政治団体の収支報告書を見ると、支出は0円、収入も個人からの寄附は0円となっており、法律の目的や基本理念にあるような、政治活動の公明と公正の確保や、国民の疑惑を招くことのないように法律に基づいて公明正大に政治資金の収受を行う、といったことが全く行われていないことが明らかになりました。

 

香取市の令和6年度の全体の予算は約651億円です。法令に則って収支報告を行っていない市長にそれだけ大きな予算を預けるというのは、とても不安で仕方ない、と思うのは、私だけでしょうか。市の行政のトップが法令に則って活動していないとなると、本当に香取市の行政がきちんと動いているのか、疑念を持たれてしまいます。

 

行政の活動は法律に則って行われなければなりません。これは、法律による行政の原理、というもので、行政法を学ぶ際には必ず出てくる、とても大事な原則です。しかし、その行政のトップである市長が、法律に則って活動していないのであれば、それは大変な問題になると考えます。

 

伊藤市長は、政治資金規正法違反、裏金・脱税疑惑について、説明責任を果たし、確りと対応をしていかなければならない、と考えます。政治資金規正法上、政治資金収支報告書への不記載については、罰則もあり、公民権停止もされてしまう可能性もある、重大な違法行為です。もう不記載は起こってしまったことですが、確りと対応をし、市民のみなさんに丁寧に説明をしていただきたいと思います。その責任はこれからも確りと追及していきますし、みんなで追及していかなければならないと考えます。

香取市議会議員 かとう裕太

1987年香取市佐原生まれ。

水郷保育所、佐原小、佐原中、八千代松陰高校(野球部)、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、石油元売会社入社。
退社後、佐原駅前の加藤瓦店。

京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻修了。
加藤裕太行政書士事務所代表。
宅地建物取引士・基本情報技術者・国内旅行業務取扱管理者。

2012年、香取市総合計画(後期基本計画)審議会委員として香取市のグランドデザインづくりにかかわる。

佐原青年会議所での活動や行政書士の仕事を通じて、行政に若い世代の声を届ける必要性を痛感。

2018年12月の香取市議会議員選挙に立候補。
1930票をいただき、初当選。
2022年12月の香取市議会議員選挙では歴代最多の2411票で当選。
香取市議会議員(2期)。

若い世代の意見を反映できるまちづくりを目指し活動中。

成田国際空港対策特別委員会委員長・総務政策常任委員会副委員長。

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