みなさんこんばんは。香取市議会議員の、かとう裕太です。
かとう裕太新聞第23号令和4年12月香取市議会定例会報告号が完成しました。
かとう裕太新聞第23号では、12月議会で審議されたことや、これから変わること、かとう裕太の一般質問などをまとめています。
かとう裕太新聞では一般質問の一部をご紹介していますが、一般質問の全文はブログの記事で公開していますので、ご覧ください。
かとう裕太新聞第23号は、いつも通り香取市内全域に新聞折込される予定ですので、お手にとっていただければ幸いです。
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かとう裕太新聞23号令和4年12月定例会議会報告
2018年からの香取市議会議員の4年間の任期の中では最後の定例会となる、令和4年12月香取市議会定例会が2022年10月25日から11月14日までの日程で開催されました。
今定例会では23件の議案、1件の諮問、3件の特別委員長報告について審議されました。
かとう裕太は前定例会に引き続き、本会議場で11月4日に一般質問を行いました。
また、総務企画常任委員会に副委員長として出席し、質疑を行いました。
その他、福祉教育常任委員会、生活経済建設常任委員会を傍聴し、各議案の詳細や事業の全体像の把握に努めました。
今回のかとう裕太新聞では、12月議会の報告をいたします。
物価高騰対策を含む補正予算が成立
歳入歳出予算の総額に16億1,097万円を追加し、補正後の額を387億3,098万3,000円とする一般会計補正予算が成立しました。
補正の主な内容は、
・ふるさと納税の寄附受入が好調なため基金への積立金など2億3,081万7,000円
・新型コロナウイルス対策としてオミクロン対応ワクチン等の接種経費2億5,899万6,000円
物価高騰対策として、
・住民税非課税世帯等への1世帯あたり5万円の給付金支給事業で4億355万3,000円
・介護サービスと福祉サービス事業所への支援金で2,110万円
・発熱外来や新型コロナワクチン接種に対応いただいている医療機関への支援金1,380万円
などが追加されています。
新型コロナウイルス対策もありますが、引き続き香取市の財政の効率化を求めて参ります。
市内での再生土による埋立を禁止する条例が制定
香取市内での再生土を使用した埋立などを禁止することを含む、香取市土地の埋立て及び土砂等の規制に関する条例が制定されました。
背景としては、平成31年4月に千葉県が再生土による埋立てを届出制とする条例を制定した後は、県内・市内の再生土埋立て事案は激減していましたが、近隣自治体の規制の状況などを鑑み、香取市でも同レベルの規制を行う条例を制定することとなりました。
その他にも、埋立て等の事業の許可を受け、または届出をしようとする前に事前協議が必要となったり、周辺同意の要件が変更されたりするなど変更となる点があり、2023年1月1日から新たなルールを定めた条例が施行されます。
12月議会で決まったこと・これから変わること
廃校の跡地利用が進む
閉校となっていた旧小見川南小を食堂や物販施設、多目的スペース、レンタルスペースとして、旧八都第二小を飲食店舗、宿泊施設、温浴施設として活用する企業に無償貸付されます。
住民税非課税世帯等に5万円給付
光熱費や物価の高騰への緊急支援給付金として住民税非課税世帯等に対し、1世帯あたり5万円が給付されます。
子ども・妊産婦1人あたり1万円給付
子育て世帯や妊産婦の生活を支援するため、18歳以下の子ども1人あたり1万円と、妊産婦1人あたり1万円が給付されます。
小見川産業用地に企業が進出
小見川産業用地に飲食店経営企業の食品工場が立地します。雇用は30人創出予定です。
農業者・中小企業者への支援金増額
これまで3万円が支給されていた、物価高騰対策農業者支援金・中小企業者支援金について、2万円増額され、合計5万円が支給されます。すでに申請し3万円受給されていた方は、申請不要で同じ口座に振り込まれます。また、申請期限が2023年1月31日まで延長されます。
あやめパークでイルミネーション
12月2日から1月29日までの金・土・日・祝日に、ウィンターイルミネーションが開催されます。今年は例年よりもイルミネーションをボリュームアップさせ、期間中の12月17日、1月21日には特別イベントも実施される予定です。
学校給食費の一部無償化が実現
これまで一般質問等で要望してきた、給食費の無償化について、市立学校の中学3年生、小学6年生及び第3子以降の給食費無償化が2023年1月から始まります。
Topics
かとう裕太の基本政策2022年版
4年間の香取市議会議員の任期も残りわずかとなりましたので、今後の政策方針を示す、かとう裕太の基本政策を更新しました。
香取市の人口減少を食い止めるため、子育て支援を充実させ、お子さん方がのびのびと成長できる場をつくるとともに、保護者のみなさんの負担軽減策の実施を目指します。
また、子育てをする場所として香取市が選ばれるためには、教育を充実させることが重要です。学校教育をはじめ、幼児教育や生涯学習等が充実するような施策を提案します。
そして、市民のみなさんが元気で永く生活していける環境をつくるためには、医療や福祉のサービスを安心して受けられる環境づくりが重要です。市内の医療・福祉の充実とともに、近隣との連携の強化も図ります。
それらの施策を実施するために必要な、行政・財政改革やデジタル化による便利な香取市の実現も進めて参りますので、今後も活動をチェックしていただけましたら幸いです。
かとう裕太の一般質問・意見
1.コンパスと現在の施設の今後
コンパスと現在の公民館・図書館の活用
みんなの賑わい交流拠点コンパスの12月25日オープンが決定し、準備が進んでいます。
一方で、現在の図書館・公民館は廃止されますが、廃止されてもすぐに建物がなくなるわけではないので、今後どのようにしていくのか、既存建物の活用のほか、売却・解体・再建築等あらゆる活用方法も検討する必要があると考えます。
Q1.コンパスの年間利用者数の目標は?
A1.年間で延べ約27万2,000人。そこに千葉銀行や芝山農園が運営するカフェなどの利用者が加わる想定。
Q2.予約と使用料支払方法の現在との違いは?
A2.窓口での利用申請等に加え、インターネット上で利用申請とクレジットカード等で使用料の支払いができる。また、現在は利用の5日前の申請が必要だが、当日申請が可能。
Q3.図書館・公民館の今後の利用予定は?
A3.施設の老朽化が進み、市民等の利用は難しい。当面、設備の管理棟や防災倉庫等とすることを検討中。
コンパスを避難できる場所として活用を
コンパスは頑丈で、高さのある建物ですので、災生時に避難場所として活用可能と考えます。
Q4.災害時に避難場所として利用可能?
A4.指定避難場所へ移動することがかえって危険な場合などには近隣の安全な場所の一つとして、避難場所としての利用は可能。
Q5.避難する場合、何人収容できる?
A5.40人程度の受入れに対応可能な設計。
Q6.避難された場合どのような運営がされる?
A6.指定管理者の緊急対策マニュアルに基づき運営。48時間の非常用電源と40人の受け入れに対する3日間の水、食糧を常備。
2.橘ふれあい公園の施設の魅力化
パークゴルフ場の有効活用を
10月1日からパークゴルフ場がオープンし、10日に市民大会が開催されました。来年春には、キャンプ場とバーベキュー棟もオープンし、今後いろいろな方が利用する施設になると思います。
Q7.公園全体の年間利用者数の目標は?
A7.パークゴルフ場が約2万人、キャンプ場が年間約1万2,000人、広場、体験学習施設などは、実績から約4万人程度を想定。
Q8.パークゴルフ大会の予約状況は?
A8.10月に有名メーカー協賛大会が開催。同じく11月に2回、12月に1回開催予定。12月の大会は国際大会として開催予定。
魅力的なキャンプ場・バーベキュー棟の整備
数年前くらいからキャンプがブームになっており、全国各地でキャンプ場の整備が進められてきました。施設のハード面と運営のソフト面の両方で、来ていただいた方々に満足していただけるようなキャンプ場を整備していかないと、ブームが去った後に利用されない施設になってしまうと考えますので、確りと施設の整備と運営を進めていただきたいと考えます。
Q9.キャンプ場とバーベキュー棟の概要は?
A9.キャンプ場は、電源と水道を備え、区画内に車両駐車が可能なオートキャンプサイトが20区画、通常のキャンプサイトが40区画、雨天でも利用できる屋根付きのバーベキュー棟が1棟。
Q10.キャンプ場の予約方法は?
A10.事業者と調整中だがインターネットを活用した予約やキャッシュレス決済を検討中。
Q11.キャンプ場のアクティビティ導入予定は?
A11.艇庫の建替えが完成後、橘堰や艇庫と、公園を一体的に活用し、将来的には水上スポーツをアクティビティに取込むことも検討中。
3.新型コロナウイルス感染症対策
新型コロナワクチンの接種体制整備を
オミクロン対応ワクチンですが、各地で接種が始まっています。香取市でもこれから接種が本格化していくところだと思います。
Q12.香取市での接種状況は?
A12.10月上旬から始まり、11月3日時点で対象者62,015人のうち3,531人、5.69%が接種。
Q13.予想される第8波では、インフルエンザと同時流行の懸念もあるが、対策は?
A13.どちらも感染拡大を予防する対策としては、会話時のマスク着用、こまめな手洗い・うがい、換気など、注意喚起してきた感染予防対策の徹底が効果的な対策。ワクチンもインフルエンザワクチンと併せて予防接種の推進を図る。
4.HPVワクチンの接種
HPVワクチン接種の機会確保を
HPVワクチン接種については、積極的勧奨が再開され、積極的勧奨差控えにより接種機会を逃した方のキャッチアップ接種も進んでいます。
Q14.接種状況と、積極的勧奨の実施状況は?
A14.今年度9月まで合計で175回の接種が実施。前年度とほぼ変わらない状況。積極的勧奨は、前年度末から今年度4月にかけて、標準的接種年齢とされている中学生以上の年代の全対象者及び保護者に、個別勧奨通知を送付した。
Q15.キャッチアップ接種対象者と接種状況は?
A15.対象者は2,488人。今年度4月から9月までで合計249回の接種となっている。
Q16.副反応等の報告の状況は?
A16.現時点で、香取市では県や医療機関、接種を受けた方からの報告は1件もない。
5.子どもを産みやすく、育てやすく、暮らしやすいまちづくり
子育て支援と保護者の負担軽減策を
これまでも子育て世代の負担を減らすような施策の実施をお願いしてきましたが、給食費の一部無償化の実施に動いていただき、ありがとうございます。対象外の方も多いので、早期に完全無償化実現に動いていただきたいと思います。
Q17.対象期間が2023年1月から3月となっているが、4月以降はどのようになる予定?
A17.今回の一部免除は継続的で安定的な実施を念頭に置いている。その後も財源の継続的、安定的な確保に努め、状況に応じ段階的な対象範囲拡大の検討など、最終的には全学年での給食費の免除を目指し取り組みたい。
Q18.財源の確保が課題だが、検討状況は?
A18.財源は、過疎債の活用を含め、現時点での想定だが、ふるさと香取応援基金からの繰入金の増額相当分のほか、第3子以降の給食費免除に係る県補助金が考えられる。
かとう裕太の意見
子育て支援の充実とともに教育の充実を
今回は、みんなの賑わい交流拠点コンパスと現在の施設の今後について、橘ふれあい公園について、新型コロナウイルス感染症対策について、HPVワクチン接種について、子育て支援と教育の充実について、の5つについて伺いました。
新しい施設については、オープン当初はいろいろな課題が出てくると思いますが、課題を確りと把握して、対策をし、市民のみなさんの声を伺いながら、指定管理者や関係者のみなさんと協力体制を築いて、安定的な運営ができるようにしていただきたいと思います。
HPVワクチンの接種については、今後も正確な情報を継続して発信していくとともに、接種体制の整備をお願いいたします。
子育て支援・教育の充実について、子育て世代の中には、お子さん方にとってより良い教育環境を求めて移住をする方々もいらっしゃいます。そのまちが子育てに優しいまちかどうか、子育て世代のみなさんは情報をよく集め、よく見ていますので、子育て世代やお子さん方に香取市を選んでいただくためには、子育て支援の充実とともに、教育を充実させていくことも大変重要だと考えます。学校教育はもちろんのこと、幼児教育や生涯学習、その他の分野も含めて、香取市の教育をさらに充実させていくことで、このまちで子どもを育て、学ばせたい、という方々に香取市を選んでいただけるようになると考えます。
香取市が選ばれるまちになるような施策の実施をお願いいたします。