香取市市民事業仕分けの結果をまとめた、かとう裕太新聞第5号を作成しました

かとう裕太新聞第5号a かとう裕太後援会

こんばんは。嵐の活動休止に驚いている香取市議会議員のかとう裕太です。

 

2018年の11月23日、24日に香取市市民事業仕分けが開催されました。

行政・財政を市民がチェック-香取市市民事業仕分けが開催されます
2018年11月23日、24日に香取市市民事業仕分けが開催されます。行政が本当に必要な事業を行っているか、本当に市民のための事業になっているか、費用対効果は適正か、などを市民が直接判定することができます。参加者として選出された方は参加されてみてはいかがでしょうか。

 

香取市市民事業仕分けは、香取市の事業が本当に市民のみなさんのためになっているか、そもそも本当に必要か、必要とすれば費用対効果が適正か、などを市民のみなさんが直接チェックできる機会です。

 

その結果についてまとめた、かとう裕太新聞第5号(PDF)を作成いたしました。

多くの方々にお読みいただけましたら幸いです。

 

かとう裕太新聞第5号a かとう裕太新聞第5号b

 

過去のかとう裕太新聞はこちらからどうぞ。

かとう裕太新聞バックナンバー
かとう裕太新聞のバックナンバーはこちらからお読みいただけます。香取市議会議員のかとう裕太が政治や政策についてできる限りわかりやすくまとめてみた新聞です。佐原駅、大戸駅、香取駅、水郷駅、小見川駅、十二橋駅など、香取市内でお配りしています。

かとう裕太新聞 第1号

かとう裕太新聞 第2号

かとう裕太新聞 第3号

かとう裕太新聞 第4号

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0.この討議資料の目的

この討議資料は、普段なかなか情報が入ってこない地方の行政や地方議会、香取市のことについて、興味を持っていただくきっかけとなればいいなと思って作っています。

 

わからないこと、難しいと思うことがありましたら、お気軽に聞いていただけましたら幸いです。

1.香取市市民事業仕分けとは?

2018年11月末に香取市市民事業仕分けというものが開催されました。香取市市民事業仕分けは、香取市の行っている事業について、本当に必要な事業かどうか、必要だとして、効率的に事業が行われているかどうか、市民が直接チェックして判定する、というものです。簡単に言えば、香取市の事業の必要性・効率性を市民が直接判断する機会ということです。

 

仕分けの方法としては、
①市の職員の説明(事業の目的・内容・成果・課題等)
②「仕分け人」と言われる専門家が市の職員に対して質問し、議論
③「市民判定人」が①の説明や②の質問、議論を聞いた上で、事業が必要・不要・要改善など判断(多数決)
というような方法で行われました。

 

市民のみなさんは、市の職員の方の説明と、専門家である「仕分け人」の方の質問や議論などを聞いて本当に香取市にとって必要な事業なのか、効率的に行われているのか判断するということになります。

 

この事業仕分けの結果が香取市の最終判断になるわけではありませんが、香取市としては、結果を真摯に受け止め、市の対応を検討した上で予算や事業計画に反映させるとのことです。市民の判断ですのでまったく参考にしない、ということはないのではないかと思われます。

 

香取市市民事業仕分けの詳細な情報や結果は、
香取市のWEBサイトからご確認ください。

2.参加できる人は?どれくらいの人が参加した?

今回の市民事業仕分けは11月23日(金・祝)と11月24日の2日間開催され、148名の方が市民判定人として参加されました。市民判定人は、香取市内に在住の18歳以上の方から無作為抽出された2,000人の中から、参加したいと回答された方が参加する方式が取られました(応募率7.4%)。年代別の参加された方の構成率は以下のようになっています。

 

年代構成率(%)
70歳以上28.38
50~69歳49.32
30~49歳16.22
18~29歳6.08

 

3.香取市市民事業仕分けの結果は?

今回の香取市市民事業仕分けでは、香取市の36の事業について仕分けが行われました。判定結果を簡単にまとめると、以下のようになります。

 

判定結果事業数
不要・凍結2
国・県・広域が実施0
要改善32
現行通り・拡充2

 

36事業のうち、この事業は不要という「不要・凍結」が2事業、今のままではいけないという「要改善」が32事業、今のまま、もしくは事業を拡充すべきという「現行通り・拡充」が2事業、という結果になりました。

 

「現行通り・拡充」と判断された事業は、浄化センター維持管理事業、特定健康診査等事業の2つ、「不要・凍結」と判断された事業は、かとり縁結び大作戦事業、高齢者配食サービス事業の2つとなり、それ以外の32事業が「要改善」と判断されました。

 

市民判定人のみなさんは、事業仕分けの対象となった36の事業のうち、約9割の事業を改善しなければならないと判断したことになります。(ちなみに、専門家である「仕分け人」のみなさんも同じような判断、もしくはさらに厳しい判断をしています。)

 

再度確認ですが、この事業仕分けの結果が香取市の最終判断になるわけではありませんが、香取市としては、結果を真摯に受け止め、市の対応を検討した上で予算や事業計画に反映させるとのことです。

 

4.本来行政のチェックは香取市議会の役割

今回の香取市市民事業仕分けは、①市民が直接行政の事業の必要性・効率性をチェックできる場が設けられた、という点と、②香取市の事業を専門家(仕分け人)の視点からチェックする機会ができた、という点で、有意義なものであったと考えます。

 

市が行う事業を市民の視点と、専門家の視点からチェックしていくことは、事業の効率化・適正化につながりますので、こういった機会が今後も設けられればいいのではないかと思います。
その一方で気になるのは、本来香取市の事業の必要性や効率性、合理性をチェックするのは、香取市議会の役割である、ということです。行政の行う事業を市民の意見や専門家の意見を取り入れながらしっかりとチェックしていくのが市議会の役割・機能です。

 

今回の香取市市民事業仕分けのように市民と専門家が香取市の事業を直接監視するということは重要なのですが、行政が主導してそういったことが増えてくると、市議会が本来の役割・機能をしっかりと果たせているのか、という疑問がうかんできてしまいます。

香取市議会は、そういった疑問を持たれることのないよう、行政をしっかりとチェックしていき、市民のみなさんに情報を公開していく必要があると考えます。

 

かとう裕太も香取市議会の議員として、議会のチェック機能を発揮できるように活動して参ります。

 

香取市市民事業仕分けの詳細な情報や結果は、
香取市のWEBサイトからご確認ください。

 

 

香取市議会議員 かとう裕太

1987年香取市佐原生まれ。

水郷保育所、佐原小、佐原中、八千代松陰高校(野球部)、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、石油元売会社入社。
退社後、佐原駅前の加藤瓦店。

京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻修了。
加藤裕太行政書士事務所代表。
宅地建物取引士・基本情報技術者・国内旅行業務取扱管理者。

2012年、香取市総合計画(後期基本計画)審議会委員として香取市のグランドデザインづくりにかかわる。

佐原青年会議所での活動や行政書士の仕事を通じて、行政に若い世代の声を届ける必要性を痛感。

2018年12月の香取市議会議員選挙に立候補。
1930票をいただき、初当選。
2022年12月の香取市議会議員選挙では歴代最多の2411票で当選。
香取市議会議員(2期)。

若い世代の意見を反映できるまちづくりを目指し活動中。

成田国際空港対策特別委員会委員長・総務政策常任委員会副委員長。

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コメント

  1. […] 香取市市民事業仕分けの結果をまとめた、かとう裕太新聞第5号を作成しました。 […]

  2. […] 研修のメインの対象者は新人議員で、主な内容は昨年11月に開催された香取市市民事業仕分けの結果について職員の方々に説明していただく、というものでした。 […]

  3. […] 全員協議会では平成31年度香取市予算案の概要の説明や、2018年11月に開催された香取市市民事業仕分けの結果を受けての今後の対応などを説明していただきました。 […]

  4. […] A:2018年11月の香取市市民事業仕分けにおいて、広報事業は要改善と判定されたことを受けて、今までは24ページから36ページで作っていた広報を、2019年5月以降、24ページから28ページで […]

  5. […] 千葉県で最優秀作品に選ばれた広報かとりですが、香取市市民事業仕分けで要改善と判定された結果を受けて、平成31年度には予算が縮減されることになりそうです。 […]

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