みなさんこんばんは。香取市議会議員の、かとう裕太です。
かとう裕太新聞第24号令和5年3月香取市議会定例会報告号が完成しました。
かとう裕太新聞第24号では、1月臨時会、3月定例会で審議されたことや、これから変わること、かとう裕太の一般質問などをまとめています。
かとう裕太新聞では一般質問の一部をご紹介していますが、一般質問の全文はブログの記事で公開していますので、ご覧ください。
かとう裕太新聞第24号は、いつも通り香取市内全域に新聞折込される予定ですので、お手にとっていただければ幸いです。
新聞を購読されていらっしゃらない方は、ご連絡いただければ、お届けにあがります。
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かとう裕太新聞24号令和5年3月定例会議会報告
令和5年3月香取市議会定例会が2月20日から3月17日までの日程で開催されました。
3月議会では香取市の令和5年度歳入歳出予算が審議され、一般会計が350億4,000万円(前年度比0.6%減)、全体で639億2,307万8,000円(同2.0%増)の予算が成立しました。
かとう裕太は前定例会に引き続き、本会議場で3月2日に一般質問を行いました。
また、総務企画常任委員会に副委員長として出席し、質疑を行いました。
その他、福祉教育常任委員会、生活経済建設常任委員会、予算審査特別委員会を傍聴し、各議案の詳細や事業の全体像の把握に努めました。
今回のかとう裕太新聞では、3月定例会と1月臨時会の報告をいたします。
令和5年度香取市歳入歳出予算が成立
令和5年度香取市歳入歳出予算が成立し、一般会計予算は350億4,000万円、前年度より2億1,000万円、0.6%の減となりました。
歳入では、市民税が1億2,428万6,000円増。固定資産税が6,667万5,000円増となりました。
歳出では、佐原駅周辺地区活性化拠点整備事業完了により総務費が15億116万3,000円減。
小見川浄水場整備等やごみ処理施設の修繕等により衛生費が10億7,032万8,000円増。
防災行政無線更新事業の実施により消防費が9億5,907万6,000円増となりました。
引き続き財政の効率化を求めて参ります。
1月・3月議会で決まったこと・これから変わること
人間ドック補助を3万円に引き上げ
国保と後期高齢者医療の短期人間ドックへの補助額の上限が3万円になります。
出産・子育て応援給付金の支給開始
各5万円が支給される出産応援給付金・子育て応援給付金の支給が開始されています。対象者には個別に案内が郵送されます。
在宅当番医制事業が終了
香取郡市医師会の協力により実施していましたが、医師会の負担や医療機関の体制を考慮した結果、令和4年度で終了とされました。
今後は香取市健康相談ダイヤル24等の利用促進等が進められます。
香取市LINE公式アカウントが開設
香取市の情報をLINEを活用して発信できるようになりました。IDは@katori_cityです。
戸籍証明のコンビニ交付が開始
一般質問等で要望した、戸籍関連の証明書のコンビニでの受け取りが可能になりました。
子ども医療費助成が拡充
8月1日から、同一医療機関で同一月に通院6回・入院11日以降の医療費が無料となります。また、高校生世代の助成が償還払いから現物給付に変更されます。
橘ふれあい公園キャンプ場オープン
電源付きオートキャンプサイトを含む全57区画のキャンプ場が4月1日にオープンしました。バーベキュー棟や芝生の広がる冒険あそび場も整備されました。
Topics
会派「香取の未来」の代表に就任
2022年12月18日執行の香取市議会議員選挙後、議会の体制も新しくなりました。
かとう裕太は、当選同期の成毛伸吉議員、藤木裕士議員、井上徹議員と、新しい会派 香取の未来を結成し、代表に就任しました。
香取の未来は、結成時の平均年齢44.75歳、30代・40代・50代の議員で構成された、香取市議会で一番若い会派です。
各議員の強みを活かして、香取市や地域の課題に確りと取り組んで参ります。
また、かとう裕太は、成田空港対策特別委員会委員長と、総務政策常任委員会副委員長を仰せつかりましたので、委員会が円滑に運営され、議論が深まるようにして参ります。
みなさんからいただいた2期目の任期も、確りと活動し、市政や議会の報告を継続して参ります。引き続き、かとう裕太の活動をチェックしていただけましたら幸いです。
かとう裕太の一般質問・意見
1.子どもを産みやすく、育てやすく、暮らしやすいまちづくり
お子さんに関する手続きの負担軽減
子どもが生まれてからの手続きについては、私も実際に行ったのですが、出生届は市民課の窓口で行い、児童手当の申請や子ども医療費助成の申請は子育て支援課の窓口で、というようなかたちになっていると思います。妊娠されている方や、出産直後の方、お子さんを連れている方などが手続きをする場合には、移動の負担や記入の負担なども大きいのではないかと感じます。
Q1.お子さん関係の手続のワンストップ化は?
A1.担当窓口へご移動いただく必要がある手続等の取り扱いについては、先進自治体を参考に調査・研究していきたい。
Q2.電子申請可能な手続の拡大は?
A2.子育て世代の負担軽減のためにも、電子申請可能な手続については、時間や曜日を気にせず行えるオンライン化の拡大を順次検討する。
2.みんなの賑わい交流拠点コンパス
利用状況と今後の活用
オープンから約2ヶ月が経過しました。私も貸出施設や図書館を利用したり、コンパス賑わい商店街などのイベントに参加させていただいたりしました。館内を見てみると、休日にはたくさんの方々が図書館や各施設を利用されています。
Q3.コンパスの利用状況は?
A3.オープンから4日間のイベントで11,130人、通常営業の1月は39,442人が来館。図書館の
1月の貸し出し冊数は10,234冊、貸出者数は2,654人。図書が22時まで自動貸出機で貸出できるようになったことや複合施設化により、
昨年1月よりも貸出冊数が約55%、貸出者数が約37%増加している。
Q4.お子さん方が利用する施設の状況は?
A4.1月は、いきいきひろばの利用者数が729人、一時預かりルームは14人。ひろばは土日祝日に60〜90名程度の利用者数で賑わっている。
Q5.今後開催予定のイベントは?
A5.1月には子ども向けの絵本の読み聞かせや、書道や工作教室、農産物や雑貨販売のマルシェが開催。市民文化祭等の市による主催イベントについても、今後、開催する予定。指定管理者が運営するコンパスのホームページやSNS等で積極的に周知を行うほか、市と指定管理者で情報の共有を図り、必要に応じ、適宜、市のホームページやSNS等においても、周知を行う。
3.地域おこし協力隊制度の活用
隊員へのサポートと次の世代への継承を
香取市でも任期満了を迎える隊員がいらっしゃいますが、活動終了後にも香取市に定住していただくためには、サポートも必要になると考えます。また、これまでの隊員の経験を次世代の隊員へつなげていくことも重要だと考えます。
Q6.地域おこし協力隊員等の起業等に要する経費を市が補助すると、特別交付税措置される制度は利用可能?
A6.補助金利用の相談がないため、現在交付要綱は定めていない。今後利用者が出てきた場合には、その意向に沿える要綱を定めたい。
Q7.おためし地域おこし協力隊の活用は?
A7.第1回は6名、第2回は7名が参加。アンケートでは「香取市の協力隊員になりたい」「香取市に試しに住んでみたい」など好評であったので、今後も魅力的なプログラムを企画したい。
Q8.地域おこし協力隊の今後の活用方針は?
A8.活動中の隊員は関係者から一定の評価を得ている。新たな隊員の募集を行うにあたり、これまでの分野にこだわらず、活用すべき幅広い業務やテーマ等を検討する必要があると考える。特に、農業や商業等の事業承継への対応などで隊員の助力によって実績を重ねることにつながるのではないかと考える。任期後の移住・定住につながりやすい委嘱内容の検討も重要な点と考えており、引き続き、行動力があり、意欲的な人材を確保できるよう、事業の充実に努める。
4.情報の公開・情報提供・広報の充実
LINEの効果的な活用を
2023年1月27日から、香取市公式LINEアカウントが開設され、いろいろな情報がプッシュ型で発信されるようになりました。私も友だち登録をしていますが、いろいろな情報がLINEで送られてくると、非常に便利だなと感じます。
LINEも含めてSNS等での情報発信の充実については、1期目の最初の一般質問から折にふれてお願いしてきているところですので、今回のアカウントの開設を契機に、さらに香取市の情報発信を充実させていただきたいと思います。
Q9.LINEを活用して市民の方から情報を送ってもらうサービスや、制度の対象となる可能性のある方に個別にメッセージを送るサービスを行う自治体もあるが、検討状況は?
A9.現在はLINEを知っていただき手軽に活用できるようスモールスタートとしている。今後は、情報を24時間自動回答できるAIチャットボットの導入を予定しており、必要に応じ改修を行う。
市として、いち早く情報を届けるための新たな情報発信ツールとなるので、他のSNSと同様、運用ルールを明確にしつつ、利用者が必要とする有効なツールの一つとして広く定着するよう、例えば双方向による情報のやり取りや的確な伝達手法の適用等を含め、効果的な運用に努める。
5.新型コロナウイルス感染症対策
今後の対策と医療機関の体制整備
政府は5月8日から感染症法上の5類感染症に位置付けることを決定しました。また、3月13日以降のマスク着用の考え方についてお知らせをし、個人の主体的な選択を尊重して、着用は個人の判断に委ねることが基本となりました。
Q10.5月8日以降の対策の検討状況は?
A10.5類に移行となれば、季節性インフルエンザに対する感染対策と同様の対応が基本となるものと考えられる。対策については、国で検討が行われている最中であるため、基本的な感染対策を継続しつつ、国の動向を注視し、示される方針に基づいた対応に注力していく。
Q11.5類移行後の市内医療機関の体制は?
A11.5類に変更後も市民にとってはこれまでと変わらない受診方法により、医療提供体制が大きく変わることはないものと考えている。
Q12.医療体制を整えるための市の対策は?
A12.令和5年度事業予算に妊婦・子どもインフルエンザ予防接種の助成費用を計上し、同時流行による医療機関の混乱の回避を見込む。
今後は引き続き、身近なかかりつけ医の重要性について市民に周知し、また、国から示される方針に基づき、香取郡市医師会等と連携、協議の上、医療提供体制の確保を図る。
かとう裕太の意見
市民のみなさんにとって便利な市の実現を
今回は、子育て世代の負担軽減、コンパス、地域おこし協力隊、LINEの活用、新型コロナウイルス感染症対策の5つについて伺いました。
子育て世代の負担軽減について、自治体によっては、お子さんに関する手続きをワンストップでできる仕組みを導入しているところもあり、これまで1時間以上手続きにかかっていたのが、30分程度で終わるケースも出てきています。
また、その窓口ではベビーベッドや授乳用の簡易テントも用意されており、安心して手続きができるようになっています。こういった仕組みを香取市でも導入することで、子育て世代の負担を軽減できるのではないかと考えます。
LINEの活用については、道路等の破損等を発見した市民の方から、市へLINEでお知らせ
してもらうシステムや、市が保有する住民情報を活用し、通知を希望した各制度の受給対象者となる可能性のある方に対して、LINEのメッセージで個別にお知らせを送るサービスを行っている自治体もあります。
こういったシステムが導入できれば、市民のみなさんの利便性が向上しますし、総体的に見ると職員のみなさんの負担も軽減できます。また、それほど費用もかけずに実現ができると思いますので、導入を検討していただきたいと考えます。
市の行う事務は多岐に渡りますので、様々な面で市民のみなさんにとって便利な香取市を実現できるような施策の実施をお願いいたします。